01カルカッタコンクエスト101の修理依頼です。
海水で1~2回ほど使用したそうで、クラッチが切れない状態になったということでご依頼ございました。
原因
メカニカルブレーキノブを外して、ベアリングを見てみます。
さびてます。
注油して・・・。
これは取れない・・・・。
いったん内部へオイルを注油して。
クラッチが切れるようになりました。ただ開かないので、ベアリングを破壊します。
何とか玉を取り出し。
内径と外径は分離したので何とか外せます。
外側を外して。(写真に撮ってませんが。)
軸が残っているので、取らないといけません。
ギア周り、内部はカラカラですね。
カットするようにダイヤモンドカッターで切り目を入れてニッパーで引き抜きました。
スプール軸に錆が残っています。
ベアリングにサビですね。
フレームも汚れています。
ベアリングを取るまで3時間位掛かりました。
で、何とか終わったと思いましたが、甘かったですね。次はハンドル軸が固着・・・。
抜けない。
マイナスをねじ込んでフレーム出来る限り傷つけないように、何とか取りました。
洗浄した汚れです。
各パーツ洗浄と研磨します。
ギアを研磨。
スプール軸を研磨。
淡水使用だそうで、汎用ベアリングにALL交換です。
組みます。
サビも腐食もほとんどなく綺麗ですね。
ベアリングだけがダメだったみたいです。
ドライブギアをBOREDのSIGMAでグリスアップします。
DELTAをベースにハーフランク粘度を上げた最も高粘度なグリス。METHODウレア系グリス中で最も高い粘着性と減摩性。他のMETHODウレア系グリスとの混合で粘着性を付加
最後にハンドルノブをチェック。
作業完了しました。
ぼろぼろのベアリングです。
固着はがしでかなり時間が掛かりましたが、無事治すことができて良かったです。ベアリングの破壊でビットが2つくらい破損してしまいましたが。。。
ありがとうございました。
コメント