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04ステラ C3000 ラインローラーの固着はがしによるレストアとオーバーホール

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04ステラC3000を2台ご依頼いただきました。ラインローラー交換指定となります。

まずは使用感が強いダブルハンドルの個体から作業を行います。

ラインローラー、ローター固着、レストア

固定ボルトが外れないです。

ネジ山が舐めてしまっています。ラインローラーも固着しています。

ローターカバーのボルトもかなり硬いです。

下部の固定ボルトは腐食でネジの頭が取れてしまいました・・・。

この部分だと無理に外さずにこのまま洗浄して仕上げた方がよさそうです。

まずはアームカムとベールの固定ボルトを取り除きます。

ジュラルミン製なので、削れば比較的容易に外せます。

問題はここから。

やはりアームカムに固定ボルトが残ってしまいました。

ラインローラーが取れました。

ベアリングも取れました。

塩?で固着してしまっている状態ですね。

このままアーム固定軸は使えないので、切断しベアリングを抜きます。

もう一つのベアリングもとれました。

アーム固定軸を完全にとります。

何とか取れました。

ここまでの汚れです。

10ステラのパーツでレストアします。

若干クリアランス調整のシムの量が異なりましたが、ほぼポン付け可能ですね。

高耐食ベアリングを入れております。

オーバーホール

続けてオーバーホールしていきます。

黒いドラグワッシャーを洗浄して。純正グリスで仕上げます。

ハンドルノブも洗浄して、ラインローラーと同じくNEMEAを添付して仕上げました。

ボディ内部を作業します。

ボディ内部はギア、ベアリング摩耗ですね。

ローラークラッチ内部のさびが出ています。

洗浄しました。

ボディ内部のみの汚れです。

ベアリングですが、ボディ内部3点、ローターナット1点を高耐食ベアリングに交換します。

ボディを水性ガラスコーティング剤で磨きます。

BOREDケミカルでグリスアップです。

粘性があり、少しまとわりつく感じなので重さが出るんですが、

チャカ付きが解消します。

ローラークラッチ内部はCHIMERAを使用します。

このオイルはさらっとしていて、ライトなフィーリングに仕上がります。

CHIMERAはミルスペック(アメリカ軍が必要とする様々な物資の調達に使われる規格)を上回る長寿命低揮発の油膜を維持、ヌル付きやベト付きなどの粘弾性を極力排除しサッパリとした質感のオイルとなっています。

ローターナットベアリングを交換します。

作業完了しました。

ラインローラーもスムーズに回転します。ギア摩耗によるゴロ感が残りますが、それ以外のノイズが消えて巻き感が復活しました。スムーズな巻心地です。

ありがとうございました。

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