サステインの修理依頼です。
新品購入後、不具合がありシマノへ修理されたそうですが、最近ゴロゴロとなっているとのことです。
オーバーホール(交換作業)
初見ではギアがダメになっていると見立て、パーツを発注。XG→HGへ。15ストラディックのギア3点(ドライブギア、ピニオンギア、中間ギア大)ものを流用します。
例のごとく順に作業していきます。
スプールはカーボンクロスワッシャ。
ここまでは問題無し。
ローターはきれいなので、触らずに次の作業。
ボディ内部です。
ギア交換です。
グリスが多めです。
下のギア3点を上のギアに交換します。
ベアリングもスムーズで、洗浄してグリスアップします。
ボアードグリスです。
洗浄を終えました。
取りあえず、ドライブギアはボアードDELTAで組みます。
ここで問題です。
組んでも中々決まらないんですよね。ハンドルに少し遊びがあるからと言って詰めるときついし、各クリアランス調整をシビアにしますが、ノイズが消えてない。
グリスをボアードから、IOSグリスに変更しても、巻き初めはいいものの、すぐにノイズが生まれるという・・・。
かれこれ、5時間ほど作業して問題を特定した結果です。
恐らく軸がブレているようです。
ローラークラッチのネジが僅かに歪んでおり(写真にとっても分からないレベルです。)、分解の際、一か所異常に硬かった箇所があったんですよね。
そして、組んでいる最中もセンター出ししないとクラッチにうまくインナーがはまらないことがあり、ローターを取り、クラッチとハンドルだけで回転させた結果。
ごろごろとなっている訳です。
クリアランス調整については、縦のガタは取りきりましたが、結局ドライブギアのガタを取ると、より強いノイズが生まれるという悪循環になるため、ある程度クリアランスを残した形で組み上げました。
極力センター出ししたので、ノイズが起きにくい状態になっていると思いますが、やはり心配ではあります。
あと出来ることとしては、
・ウォームシャフトとローラークラッチ、ローラークラッチのネジの交換。
予算があえば、ボディ、メインシャフトの交換。
この辺である程度良化すると思いますが、一旦作業中断です。
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