18オシアコンクエストCT 200HGの修理依頼です。
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クラッチが切れない状態になったそうです。
原因
先に原因をご説明すると、ピニオンギアを受けるベアリング(スプール側)とピニオンギアがさびて固着していてクラッチが切れない状態になっていました。
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シンプルにベアリング交換で解消します。
ではOHしていきます。
オーバーホール
使用後の洗いが少し足りないのかもしれません。
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レベルワインドのガイド部も分解した際に外れました。
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フレームの汚れもございますね。
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ボディ内部です。
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ここはオイルが侵入しています。
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不具合があって注油したのか、それとも日常的に注油していたのかはわかりませんが、オイルを注油しすぎるとグリスが抜けてしまいます。
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オイルと汚れが混在している状態ですね。
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スプールにもゴミが。
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ラインを外します。
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すべてばらして洗浄しました。
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固形物が結構ありますね。
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高耐食ベアリング5点交換します。
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ハンドル軸とピニオンギア左右のベアリングの交換。あとはレベルワインド左右のベアリングですね。
スプール周りのベアリングは問題ありませんでした。
レベルワインドを修復します。
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2液性のエポキシで固定。
組んでいきます。
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レベルワインドはBOREDのTHETAとNEMEAを中心に仕上げています。
![](https://www11.a8.net/0.gif?a8mat=2Z8J9S+4HXXBM+3HPA+BWGDT)
BORED METHOD DIVISIONオイル製品中で中粘度長寿命低摩擦オイルをコンセプトとするNEMEAオイル。
既存製品のCHIMERAオイルで想定したコンセプトを継承し、更に海水にも完全対応した防錆性と高負荷にも耐える摩耗性を強化しながらもヌル付きやベト付きを極力排除したサッパリとしたフィーリングにより、機構や摺動を伴う動きを損なわず油膜の「耐久性」を重視したオイルとなります。
ドライブギア軸にはTHICKHEAVYとNEMEAの混合。
一般的なグリスの様に固形ペースト状ではなく、あくまでもオイルをベースとしながらも業界最高レベルの超高粘度に設定した効果により、オイルの浸透性とグリスの付着性を併せ持った性状が特徴となっています。
スプールベアリングはLIGHTDUTYですね。
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ドライブギアは純正グリスDG04
両軸・電動全般のギア類※ティアグラは除く
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クラッチ問題なく切れるようになっています。
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錆びたベアリング、ざらつきのあるベアリングの交換のみで復活しました。
ありがとうございました。
オシアコンクエストに、フォールレバーとデジタルカウンターを装備したモデルが登場。
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