20ツインパワー4000MHG フルベアリングチューニング依頼となります。新品の20TPです。巻き始めの巻重りとギアノイズが若干ありますね。

ラインローラーハンドルのチューニング
スプールは作業なしで。

ラインローラーはIOSインパクトに変更されています。がたつきがあるということでしたが、アーム固定軸の組みが甘いのでがたつきに至っています。

洗浄します。

セットもののベアリングだと思いますが、状態が悪いものが混入しているケースが目立ちます。中華製のものに多いですが、国内メーカーでも精度の良いベアリングが入っていないように思います。

1点交換しました。ラインローラーはNEMEA、ハンドルノブはBSLUを使用。

ローターナットベアリング追加
ローターナットベアリングを追加します。ローターナットそのものも交換。シールも交換が必要ですのです。

SW機の場合はここにステラSWのピニオンギアを変更しないとローターナットBB化できないのでかなり高額になります。

ウォームシャフトベアリング追加
ボディ内部です。

グリスが多め。

巻き感が重く感じる原因ですね。
洗浄します。

汚れはないです。

この二か所ベアリングに交換です。



グリスアップ、シム調整
BOREDのDELTAを添付しました。

組んでもノイズが消えないんですよね。問題点はボディ精度によるものかと思います。あとは以下に違和感があります。
ピニオンギア下ベアリングにざらつきがありました。

交換します。
ドライブギアのシムがきついですね。

0.03mmのシムを抜いて、0.02mmのシムをいれます。0.17mmとしました。
作業完了です。

巻き重り感は解消しましたが、ノイズが完全に取れません。なお、ハンドルの遊びが若干あるように感じるかもしれませんが、0.01mmの差でギア摩耗が促進される状態だったと思われます。
この世代はシムがきつめに設定されているので、ギア消耗が早い個体が一定数ありますね。
ありがとうございました。

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