初代92ステラ 3000 オートリターンの修理とOH

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92ステラ 3000の修理&オーバーホール依頼です。

初代ステラ、30年位前のリールですが保存状態も良いです。長期間使用せずに保管していたそうですが、オートリターンが利かなくなったということでご依頼いただきました。

目次

オートリターンがうまくいかない

オートリターンができない理由は3つ(主に2つ)でした。

1つ目 軸が浅くてアームカムが固い

ばらした状態ですが、グリスが少ないです。

ネジを固定するとアームカムに遊びが無いです。

ネジにシムを追加してアームカムの動きをスムーズにします。

2つ目 ベールの変形

バラすとわかりますが、ベールが変形しています。

手とラジオペンチで修正します。

3つ目 バネのテンションが緩い

アームカムを戻すスプリングが若干弱いですが、少しテンションがかかりやすいように調整しました。

オーバーホール

不具合が解消したので、オーバーホールです。

ドラグワッシャーが変色してます。

洗浄します。

ラインローラーがざらざらです。

ここは高耐食ベアリングに交換しました。

スプール、ローター、ハンドルの3点完了です。

続いてボディ内部です。

グリスもかなり抜けて、乾いていますね。

ボディ内部は汚れというより、グリス切れですね。

超音波洗浄でかなりきれいになりました。

ボディベアリングは3点交換します。

BOREDのOMEGAとALPHAを使用しました。

組みます。

作業完了しました。

文句なしにオートリターンが駆動しますね。ギア消耗によるざらつきはございますが、ベアリングをリフレッシュしたことで巻き感がかなり向上しています。

92ステラ、初代にしてかなりの完成度ですね。

ありがとうございました。

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