当サイトは記事内に広告(アフィリエイト)を含む場合があります。

98ステラ 6000の修理とOH_巻き重り感の解消

スポンサーリンク

98ステラ6000の修理依頼です。

3年ほど前から使用、頻度は少ないそうです。10回ほど使ったのちに急にハンドルが重くなったとのこと。

巻きが重い原因

分解してみたところ。

予想通りですが、フリクションリングが溶解しています。

原因はここですね。

Oリングに交換します。

その他の不具合箇所は?

まずラインローラーベアリングがさびています。

ラインローラー自体もかなりさびていますね。

錆を落とします。

かなり綺麗になりました。ベアリングを交換します。

続いてハンドルノブベアリングにも錆が出ています。

ベアリングを交換します。

洗浄しました。

ラインローラーはNEMEAと

BSLUで仕上げます。

ハンドルノブはLIGHTDUTYですね。

ボディ内部の違和感

順番にばらしていきます。

ボディ内部は比較的綺麗な状態です。

ベアリング抑えのねじがなかったり、少々違和感がありました。

一番はピニオンギア下のベアリングがないことですが、なぜベアリングがなくなっているのかはわかりません・・・。

洗浄します。

汚れはそこそこあります。

ピニオンギア下のベアリング、ハンドル側のベアリングを高耐食ベアリングに。

ドライブギアはBOREDのSIGMAを添付します。

しっかりとギアを保護できますね。

DELTAをベースにハーフランク粘度を上げた最も高粘度なグリス。METHODウレア系グリス中で最も高い粘着性と減摩性。他のMETHODウレア系グリスとの混合で粘着性を付加

もう一か所の違和感がシムバランスです。

かなり多いです。

0.35mmのシムと0.05mmのシムが3枚。ベアリングは固定されていないので、シムが多いというのはあまり関係のないことですが。

シム調整と最終仕上げ

3度ほど組みなおしましたが、0.15mm分のシムを抜いて、0.02mm分のシムを入れました。

ウォームシャフトもガタが大きいのでシムを追加。

0.3mmのシムを追加します。

最終調整です。

無事終わりました。

BOREDケミカルを中心に仕上げました。

BORED METHOD DIVISIONオイル製品中でフラッグシップとなる高粘度マルチパーパスオイルをコンセプトとするBSLUオイル。 METHODオイル製品中で圧倒的なベストセラーを誇る全方向対応のマルチパーパスな用途ながら、特に油膜性、防錆性、減摩性に優れた効果を発揮する、フィッシングリールからサイクルパーツまで幅広く対応したオーバースペックな「耐久性」を重視したオイルとなります。

比較的状態の良いステラだと思いますが、シムバランスがおかしいままだとギアの消耗が発生していたと思います。

無事不具合を解消できました。

ハンドルノブ交換(12/10追記)

ハンドルノブの交換も併せていただいておりましたので、ノブが到着したので調整します。

そのまま装着は難しいので、シムを入れます。

1.0mmのシムを2枚、0.3mmのシムを6枚追加。

BOREDのBSLUを添付します。

ベアリングの上にかかる形になります。本来ベアリングの下に組めればいいのですが、形状的にこの方向しかできないんですね。

Aタイプノブを装着します。

【コントロール】手にフィットするノブに変えることで、コントロール性能が上がり、一日中巻いても疲れにくく、丸くて握り込めるパワーハンドルノブは握りやすく、ファイトが更に楽になれる。

無事つきました。

ありがとうございました。

コメント

2024年4月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930