17スティーズタイプⅡのチューニング依頼です。
同種のスティーズお持ちだとのことですが、本機種はガタツキがひどいということでご依頼頂きました。
チューニング
滑らかでガタツキは正常範囲だと思いますが、実際にいい個体が手元にある状態なので、気になるんだと思います。
出来る限りガタツキを取ります。
ギアです。
ボディ内部。
非常に滑らかでグリスも無駄に付着なしです。
オシレーティングポストが黒ずんでます。
摺動子ガイド内も。
洗浄します。
ピニオンギアにはウェーブワッシャーが1枚とピニオンギアと上部ベアリングの間に7*10*0.1のシムが1枚入っています。
ベアリング抑え板を固定すると分かりますが、僅かにクリアランスがあります。
0.075mmのシムがあったので追加で入れてみます。
後はグリスアップしていくだけですね。
オシレーティングギア周りにはオイルで粘度調整します。
グリスはぼぼBOREDのTHETA。
ボディベアリングはLIGHTDUTYです。
ハンドルの軸方向にもガタがあるということですが、このガタは取らない方がいいと思いますが、まあとりあえず作業していきますよ。
0.025mm入れてみますが、きつすぎますね。
0.01mmだけ追加します。
ハンドルノブもガタつきますね。
ここにもウェーブワッシャーが入っている訳ですね。
0.1mmとウェーブワッシャーの構成ですが、0.21mmで仕上げます。
組み上げてテスト。
少しコリコリ、コロコロ?しますね。
ピニオンギア上部は、0.05mmと0.01mmのシムを入れました。
最後にローターとラインローラーを洗浄して。
意外と汚れがありますね。
ハンドルノブはBALBOAですね。
その他BALBOAとLIGHTDUTYで調整して仕上げます。
ワンウェイクラッチ等のポイントはGHIMERAを添付して仕上げました。
ガタツキがほとんど取り除けたと思いますが、ドライブギアのシムはやっぱりない方がいいかもしれません。ギアのフィールがするんですよね。
好みの問題なので問題ないと言えばないんでしょうかね。
2.5mmの六角レンチを使ってサイドプレートを外せばシムは抜けるので、いったんこちらでお返しいたします。
ありがとうございました。
コメント