19ヴァンキッシュC2500SHGのチューニング依頼をいただきました。

使用頻度は3回ほどだそうですが、巻きが重いということでご依頼です。
チューニング
新品とさほど変わらないため、ハンドル、スプール、ローターはそのままとしました。

巻き心地は確かに重いですね。
ボディ内部です。

目視では気になる所はないです。
洗浄します。

ウォームシャフト下はベアリングに交換します。

ウェーブワッシャーキャンセルします。
0.33mm。

中間ギアのシムですが、

0.2mmだときつくて。

0.19mmでもまだきつく。

0.18mmで決まりました。
ピニオンギア下です。

0.48mm。

0.47mm。
まだきついかもしれませんが、一度組んでみます。
BOREDのALPHAを添付。

全天候中粘度セミシンセティックグリス。全天候中粘度セミシンセティックグリスとして、DELTAよりもワンランク粘度をダウン、THETAよりもワンランク粘度をアップさせ、グリスの粘度を示すちょう度は1号となり、汎用では中粘度のグリスとなります。
ウォームシャフト、中間ギアにはOMEGAで仕上げます。

全天候超低粘度セミシンセティックグリス。THETAよりもハーフランク粘度をダウンさせ、グリスの粘度を示すちょう度は0号-とした超低粘度なグリスとなります。
結局、シムはだいぶきつくて0.42mmでした。

ウォームシャフトが当たるので、シムを減らします。

0.1mm→0.03mmに変更。まだ当たりますね。
ローラークラッチインナーですが、黒く変色しています。

芯がずれているのかもしれません。
ドライブギアのシムも0.01mm分減らしました。

0.17mmです。
クリアランス調整を終えました。

まだ少しザラツキ、ノイズがあります。
ボディを入れ替えてみてどこまで良くなるかというところですね。
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