20ツインパワーのC2000Sのオーバーホール依頼をいただきました。

オークションで落札した中古の使用前にOH、ハイパフォーマンスチューンでの依頼となります。
ハンドルノブの交換
社外製のハンドルノブに交換します。

付属されているベアリングは使用しない方がよさそうです。
元々のベアリングを使用して組みました。

ハンドルはヴァンキッシュのものに交換されています。
オーバーホール
スプール、ハンドル、ドラグノブを洗浄しました。

順番にばらしていきます。

結構使用感がありますが、恐らく1度も分解されていない個体のようです。

ラインローラーの不具合もないですね。
ローター部の汚れは強いですが、洗浄して組みます。

ボディ内部です。

使用感がありますが状態がよさそうです。

ウェーブワッシャーはヘタってました。
巻きが軽くなっていますが、それ以上にヘタると少しガタツキ始めますね。

洗浄します。

しっかりと汚れていますね。
ベアリングはピニオン上下はオイルチューン、ドライブギア左右はグリスチューンで仕上げます。
ウォームシャフト上下をベアリングに交換します。

ウェーブワッシャーを平シムに交換します。

中間ギアも。

ピニオンギア下部も平シムに。

ボアードグリスでグリスアップします。

ウォームシャフト下部は0.27mmに。

1発で80%位の出来ですが、ここからが大変です。

ピニオン上部のベアリングのかさ上げ。

ドライブギアのシム調整。

ここは不要でした。若干遊びがありますが、これを詰めるとわずかにノイズが出てしまいます。
ピニオンギア下部は0.39mmで。

ピニオン上部のベアリングのかさ上げは0.02mmです。

無事完了しました。

リーリングテストの際、PG用のハンドルで巻きテストをしました。
縦横ともにごく僅かに遊びがありますが、シムを入れるとノイズと抵抗が出ます。その為入れずとしました。
交換されているハンドルが少し長いこともあり、非常に軽く仕上がっています。
ありがとうございました。

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