22ステラC2000Sを2台所有されているそうですが、ご依頼の個体の巻き重りがあるということです。

スタートアップチューンでボディのみの作業となります。
ハイパフォーマンスチューン
ばらします。

巻き重りの原因はグリス過多です。

いくつか分解してみてもかなりの個体でメインシャフトにグリスが付着していますが、粘度が緩めなので、あえて添付しているようにも思いますが。

ピニオン下のOリングがありません。

ない方が違和感が出にくいですね。
ドライブギアボディ側もOリングなしの方が巻き感がいいです。ただドライブギアを抜くのが非常に面倒になります・・・。
グリスが多い。

洗浄します。

ピニオン下、ドライブギアボディ側のベアリングを交換します。

シム調整。

0.33mmで組みましたが、後ほど0.35mmで組みなおし。
ウォームシャフトピンは変更なし。

ピニオンギアは0.38mmだと少しクリアランスが大きい。

0.40mmで組みます。

中間ギアへDG06を添付します。
ウォームシャフトはBOREDのTHETAを添付。

ALPHAよりもワンランク、DELTAよりもツーランク粘度をダウンさせ、グリスの粘度を示すちょう度は0号となり、汎用では低粘度なグリスとなります。
Oリングを外して。

ドライブギアのクリアランスは問題なさそうです。テストしましたが、軽くなりますがノイズが出ますね。
中間ギア大のバネを抜きます。

シムは0.38mmで組みなおします。
中間ギアもBOREDで仕上げてみましたが。

僅かにシャラシャラとノイズが出ますね。中間ギア大にグリスが付着するとノイズが出やすいです。
Oリングがある方がバランスがいいので、ドライブギアはOリング付で再調整します。

ピニオンギア下は0.39mmです。

グリスは初めのDG06とBOREDのグリスで仕上げました。

巻き心地も良くなり、巻き重り感は解消しました。スムーズで滑らかな巻きになりました。
ありがとうございました。
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