PENN SLAMMER IV DX 3500のオーバーホールのご依頼をいただきました。

触ったことがないリールなので、順番に分解手順を確認しながら作業していきます。
目次
オーバーホール
スプールを分解します。

リール上部の洗浄前です。

ローターの組み順とラインローラーの構成です。

スプール受け部の組み順です。

スプール内部のドラグワッシャーの組み順です。

ラインローラーベアリングはざらつきがあるので、高耐食ベアリングに交換しました。

ドラググリスのみシマノ純正を使用し、その他はBOREDケミカルを使用しています。メインにはNEMEAを添付しています。

ボディ内部です。

グリスの変色??もともと濃い緑っぽい色なんですかね。

それともギアは褐色なのか??

ピニオン上部の組み順です。

あと、ベアリング抑えのためのボルトのねじ山がほぼすべて舐めてしまった状態です。

締る際に滑っているようです。

外すことは可能でした。

ベアリングは汚れをふき取って、NEMEAとTHICK HEAVYを混合して注油しています。

一般的なグリスの様に固形ペースト状ではなく、あくまでもオイルをベースとしながらも業界最高レベルの超高粘度に設定した効果により、オイルの浸透性とグリスの付着性を併せ持った性状が特徴となっています。
汚れですが、グリスの色ですかね??

BOREDケミカルですべて仕上げました。

ドライブギアはDELTA、SIGMA、オシレート周りはTHETAを添付して仕上げます。

SIGMAをアップグレードさせた最も高粘度で強粘着なグリス。オリジナル耐水防錆添加剤の配合により海水使用に完全対応。 他のMETHODウレア系グリスとの混合で耐久性や静寂性を付加。
作業完了しました。

元の状態もそこそこ違和感がなかったものの、ざらつき感は改善したと思います。ラインローラーのノイズは完全に除去できました。
ありがとうございました。
Penn
¥64,400 (2024/12/29 20:47時点 | Yahooショッピング調べ)

コメント