08ステラSW 5000XGオーバーホール ラインローラー固着にはZAYTが効く!

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08ステラSW 5000XGと5000HGのオーバーホール依頼をいただきました。

XGから作業いたします。

目次

リール上部のオーバーホール

リール上部のオーバーホールから。

塩と砂?ケミカルが固形化して、かなり汚れが蓄積されております。

錆も出ています。

全バラシです。

ドラグ周りが主ですが、汚れが目出ちます。

ベアリングは5点交換です。

すべて高耐食ベアリングに交換ですね。後ほどラインローラーの作業内容は別で紹介するとして。

ドラググリスは純正を使用。

ハンドルノブはBSLUを添付します。

防錆性能が高くさびにくい印象です。

上部完了しました。

ZAYTでラインローラー固着はがし

錆が原因かと思いますが、ラインローラーが固着してしまっております。

何度か温めて、注油、洗浄を繰り返して何とか外れました。

問題はアーム側のベアリングです。

ここはたたいて外す必要がございますが、もうすぐ取れるというところで、アーム固定軸が割れてしまいました・・・。

約1時間程度の格闘でした。

破損部はうまく接着できそうなのでこのままでも使えるかもしれませんが、他の個所にも腐食とダメージが見られるので交換です。

ストックがあってよかったです。

固着はがしには、ZAYTを浸透させてはがしております。

過去製品の超低粘度オイルKRAKENとHYDRAそして現行製品のBALBOAよりも更にワンランク低粘度化を実現したBORED史上で最も低粘度となるISO VG4で設計し、エステル化学合成油の特徴を最大限生かした極薄で強靭な油膜により回転抵抗を極限まで抑えたミニチュアベアリング全般の高回転を目的とする「潤滑性」を重視したオイルとなります。

ライトなオイルは浸透が早く、添加剤が高配合ということで、良い仕事をしてくれますね。注油後に温めてあげるとより浸透し、固着が少しずつはがれていくのがわかります。

仕上げはNEMEAを使用しております。

ボディのオーバーホール

続いてボディ内部を分解していきます。ローラークラッチはそこまで違和感がない状態です。

ボディガードのネジに青錆です。

ボディを割ります。

ドライブギアが抜けないです。

ハンドル側のボディとベアリング、ギア軸に錆が出てますね。

メインシャフトもケミカルが固形化しています。

摺動部の固着をはがし、メインシャフトをきれいに磨きました。

完全バラシ。

洗浄完了です。

ベアリングはピニオンギア下、ドライブギア左右、ウォームシャフト下を交換です。

ボディの錆を落とします。

防錆のためにBSLUを薄く添付しておきます。

BORED METHOD DIVISIONオイル製品中でフラッグシップとなる高粘度マルチパーパスオイルをコンセプトとするBSLUオイル。 METHODオイル製品中で圧倒的なベストセラーを誇る全方向対応のマルチパーパスな用途ながら、特に油膜性、防錆性、減摩性に優れた効果を発揮する、フィッシングリールからサイクルパーツまで幅広く対応したオーバースペックな「耐久性」を重視したオイルとなります。

グリスアップと仕上げ

純正グリスDG13を使用して仕上げていきます。

ローラークラッチはCHIMERAを添付します。

組みますが、シュル感が取れないですね。ウォームシャフトピンのカチカチノイズもありますし、ギア摩耗によるフィーリングが残るので、もう一つ上のランクのグリスを使用します。

BORED DELTAでグリスアップ

再調整として、BOREDのDELTAを使用しました。

全天候高粘度セミシンセティックグリスとして、ALPHAよりもワンランク、THETAよりもツーランク粘度をアップさせ、グリスの粘度を示すちょう度は2号となり、汎用では高粘度なグリスとなります。

ウォームシャフトはOMEGAにALPHAを少し。

作業完了しました。

ベアリングがかなり交換となりましたが、BOREDケミカルで巻き感が復活したと思います。

ありがとうございました。

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