12ヴァンキッシュC3000HGのオーバーホール&ガラスコーティング施工&メインシャフトの修正の後編。
洗浄後、グリスアップと組み上げを行います。
ガラスコーティングの時間ですが、1日置きました。
マイクロファイバークロスで磨きました。
ボディ内部のチューニングはBOREDケミカルを使用。ウォームシャフトはOMEGAを使用し、
ドライブギアはOMEGA&DELTAを混合して組みました。
全天候高粘度セミシンセティックグリスとして、ALPHAよりもワンランク、THETAよりもツーランク粘度をアップさせ、グリスの粘度を示すちょう度は2号となり、汎用では高粘度なグリスとなります。
ベアリングは5点交換しましたが、ピニオンギア上部は高耐食ベアリングを入れました。12ヴァンキッシュですが、ピニオンギア上部のベアリングに水が侵入して錆びたりざらざらになるリスクがあります。
オイルはNEMEAを中心に、ローラークラッチはCHIMERAを使用。
説明が難しいですが、単にヌルヌルになる訳ではなく、さらっとしているのにオイルとしての仕事をしっかりしてくれる優秀なオイル。
CHIMERAはミルスペック(アメリカ軍が必要とする様々な物資の調達に使われる規格)を上回る長寿命低揮発の油膜を維持、ヌル付きやベト付きなどの粘弾性を極力排除しサッパリとした質感のオイルとなっています。
なお、巻きの軽さが出るように、ドライブギア軸、メインシャフト等へのクリアランスにはライトなオイルを添付しました。
BALBOAはBSLRオイルとHYDRAオイルを除く他のBORED METHODオイルと混合カスタム使用する事が可能です。
フィッシングリール、スケートボード、サイクルパーツなど、ミニチュアベアリング部及びメタルパーツ全般での使用をお勧めします。
中々良いフィーリングに戻りました。
ベアリングではなく、ベアリングと軸の接点に軽く注油してやるとスルスルと回転しますね。ただ、注油し過ぎは良くありませんので、ご注意を。
ありがとうございました。
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