トーナメントフォース 3500 ラインローラーパーツ欠損による修理とオーバーホール

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中古で入手されたトーナメントフォース 3500ですが、ラインローラーが純正パーツではないということでして、回転不良を起こしています。

今回は極力純正パーツによる修復とオーバーホールの作業を行います。

目次

ラインローラーパーツの交換

2002年製造なので、パーツがなく、当方で代替パーツを確認したところ、07セルテートハイパーカスタムのパーツがありました。

固定ボルトとワッシャーは同番なので、こちらを流用できそうです。ベアリングは純正のものを入れます。

なお、同じくセルテートのローラーパッキンを入れてみたところ、違和感なく回ってくれました。

本来はプラカラーが入る個所なんでしょうけど、水の侵入も防げそうですしパッキンで問題なさそうですね。

オーバーホール

オーバーホールです。

グリス汚れが強いです。

スプール受け部。

ローター裏面。

上部を洗浄しました。

カーボンワッシャーですね。シマノのSW用のドラググリスを使用。

ハンドルはBSLUとラインローラーはNEMEAのBOREDケミカルで仕上げております。

ボディ内部を展開します。

ドライブギアのグリスは固着気味ですね。

黒く変色していますが、ダイワ製の古いクロスギア構造のリールは真っ黒になりますね。ステンレスが削れて変色??している??

なお、軸部が膨張してベアリングが抜けないです。

たたいて抜いて、軸を若干削っております。

ハンドルを固定する際に軸に強く押し当てることで、エッジ部がせりあがってしまうことが原因です。古いリールだとシマノさんのリールでも起こる症状です。

ドライブギアハンドル側がフランジベアリングで構成されています。

ピニオンギア上部もフランジベアリングですね。

かなりグリス汚れがございます。

ファーストオーナーがオイルでメンテしているためか、グリスが若干緩めですね。

洗浄液の汚れです。

洗浄完了です。超音波洗浄で汚れは完全に除去できました。

ベアリングは3点交換しました。

ウォームシャフトはBOREDのOMEGAを使用して、ドライブギアはスーパールブで仕上げております。

最終調整。

ピニオンギア下のブッシュの上下をつけ間違いしており、調整に時間がかかってしまいました。

ピニオンギアが少し浮いて巻き重り感が出てしまっておりました。

作業完了しました。

ラインローラー部はほぼ純正と同じ構成にできました。ギアノイズがございますが、使用とともになじんでもう少し改善していくと思います。

ありがとうございました。

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