05イグジスト1003の再調整のご依頼です。

オートリターンの時に内部で干渉しているノイズが気になると相談がございました。
オートリターンの構造とスレノイズについて
キックレバーがフリクションリングに干渉しているときのノイズですね。

グリスアップして症状をチェックしましたが。

レバー側もグリスアップしてテスト。

ローターカバー内部のスライド箇所もグリスアップ。

カバーを外してベールを返すと。奥にフリクションリング(ダイワさんのパーツ名はブレーキレバーパッドですが)にあたっていることがわかります。

ゴムのボディ側にレバーが干渉したノイズがある状態です。ゴムがまだキレイでかつ少し膨張しているようで、干渉が強くかかっているようです。
ゴムが収縮して固くなっている個体はこのフィーリングはないです。ほぼ新品、未使用品だから起きる状態かもしれません。
ローターを少し上げてクリアランスを作っても相当なかさ上げが必要なようです。

レバーの構造をおさらいすると。
以下はベールが下りた状態。

以下はベールを上げた状態で、かつフリクションリングが掛かっていない状態。

フリクションリングが掛かると下記の写真のようにまっすぐ垂直に下がらず、内側(外装を見ると外側)に倒れて、最下部に接点ができてしまいます。

それがノイズの原因でした。
少し下を斜めに削って慣らします。

フリクションリングには掛かるようにした上で、

下部のボディには極力干渉しない程度に加工しました。

あと、ラインローラーのボルトが緩んでいたようなので、ボルトの緩み止めを添付して作業完了となります。

あまりしない作業ではありますが、印象はかわります。状態によってはゴムが痩せていると起きない症状ですし、ボディとレバーが摩耗していてもあまり気にならないかもしれません。

再調整のご依頼ありがとうございます。
一度こちらで使ってみてください。

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