15ツインパワーC3000HGのハイスペックチューンのご依頼です。

巻きにざらつきがありますね。ギア摩耗によるものかと思います。ファイブフォーカス製のケミカル(グリッチオイル)で仕上げます。
オーバーホール(ハイスペックチューン)
分解していきます。

ラインローラーはまだ使えそうな状態です。このまま維持出来ればという感じですね。
ローター、ハンドル、スプールを分解。

ハンドルノブベアリングを交換します。

シム調整にて、0.05mm分シムを減らしております。

グリッチオイルのロサで仕上げました。
ドラグワッシャーを1点交換します。

そこまで摩耗してはいないのですが、若干固くなっているので新品に交換しました。

純正のドラググリスを添付しました。
ローター修復
ローターが割れていますね。

パーツ手配しましたが、生産終了で在庫がないそうです。このローターの破損はかなりの割合でありますね。ベール下がりの原因になります。
かけていたパーツを接着剤で固定し、ステンレスの板を張り付けて補強しています。

これでベール下がりは起きないと思います。

ボディ内部のチューニング
ボディ内部を分解していきます。

使用感が出ていますね。

洗浄しました。

汚れです。

ベアリングですが、ピニオンギア下のみ高耐食ベアリングに交換しました。

ウォームシャフト上下も汎用ステンレスベアリングに交換です。
洗浄したベアリングですが、タンブルウィードをメインに添付して仕上げました。
ギアをチェックすると、写真ではなかなか写らないですが、微かに摩耗痕が確認できます。ギア3点交換いたします。

ドライブギアにはグリッチオイルのプレミアムマテリアグリスのハードを使用しました。

ウォームシャフト、中間ギアはプレミアムマテリアグリスのノーマルタイプを使用しています。

最終の調整です。
ドライブギアのシムがほんの僅かにきつい印象でした。ピニオンギア上部にもシムが2枚入っております。
ドライブギアは0.47mm→0.45mmでテスト。

0.46mmで仕上げました。

ピニオンギア上部は、0.06mm→0.05mmへ変更です。
最終くみ上げます。ローラークラッチはパッシブで仕上げました。

作業完了しました。

早巻きで若干中間ギア鳴りがありますが、ほぼノイズは消失しました。
ボディ内部のベアリングも若干使用感がありましたが、そこまで大きな不具合もないので、そのままオイルチューンで仕上げております。
ありがとうございました。

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