24ヴァンフォード2500SHGですが、インフィニティループが移植できるかテストのために入手しておりました。
時間がたってしまいましたが、検証した内容を公開いたします。
24ヴァンフォードとは?
23ストラディックの派生機、上位機種に当たります。実際は中堅クラスのマグナムライトローターモデルのベース機種となりますね。
23ヴァンキッシュの廉価版という印象が強いですが、19ヴァンキッシュ、20ヴァンフォードの時とは違い、インフィニティループの搭載有無による差別化で大きく立ち位置が変わりました。
ただ、巻きフィールなどは非常に良く、オールラウンドに使うならストラディックよりヴァンフォードのほうが使用幅が広くなると思いますね。
密巻き移植のためのパーツ
密巻き(インフィニティループ)移植のために用意したパーツはこちらです。
24ツインパワー2500SHG(ヴァンキッシュも同じ)のパーツです。
中間ギア、ウォームシャフトギア、ウォームシャフト、中間ギア軸です。
Oリングも手配が必要です。
組むとこんな感じです。なお、ブッシュはこのままでは入りません。
23ストラディックの場合はこちらを参考に。
ボディ分解と検証
分解していきます。
足つきフタがCI4+以外は基本的には23ストラディックと同じですね。ボディ形状が異なるため、まったく一緒ではないですが。
スプール、ハンドル、ローターはさほど前機種と変わっていないと思います。
ギアはアルマイト加工のギア(インフィニティクロス仕様)です。
ドライブギア左右はOリング搭載ですね。
この機種ではOリング付きのベアリングではありませんでした。
23ヴァンキッシュなど上位機種にはOリング付きのベアリングが採用されていますが、正直なところあってもなくてもという所です。
メインシャフトにガイドが1点なのも、23ヴァンキッシュや23ストラディックと同じです。
ボディガード周りのデザインが異なります。かなりスリムになっています。
ローラークラッチは同じです。
この個体の問題だと思いますが、クラッチがばらけやすいようで、ボディとの取り付けバランスが良くないみたいです。
巻きにも少し影響を感じました。いわゆる個体差ですね。
ベアリング抑え板も23ストラディックと同じで中堅機種に搭載しているプラパーツです。
ローターナットも23ストラディックと同じですね。
中間ギア
中間ギアですが、もともと一体型でしたが、分離タイプに変更されています。
構造も異なります。以前は貫通式でしたが、こちらは貫通しておらず。
このせいで組めないということはないと思いますが、問題はボディ側です。
ボディの形状
軸とバネを入れてますが、ここは中間ギアが入るところです。
改造のためには以下の赤い〇のところに穴がないと改造できないのですが、
このボディは専用設計になっているようです。この位置に中間ギアCという変速ギアが入らないと改造できない・・・。
また、中間ギア大が入るところ、をみると、かなりスペースが削られております。
この部分が内側にセリ出ています。
外から見ると、かなりスリムになっています。
これでは物理的に穴をあけて加工することも不可能ですね。
検証結果
検証の結果、24ヴァンフォードの2500SHGへのインフィニティループ移植は不可能 となりました。これができれば、かなりのアドバンテージとなってしまうので、23ストラディックから対策してきたということでしょうか。
単純に23ストラディック時はボディが出来上がっていなかったためにこういう改造が可能であっただけかもしれません。
次回は改造のポイントをご紹介いたします。
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