17BB-X ハイパーフォースC3000DXXG Sのオーバーホールと音出しカスタムのご依頼をいただきました。

極力費用をかけずに作業します。
音出しユニットの取り付け
まずは音出しユニットを作成して取り付けます。

音出し板をチェック。

レバー戻りが悪くなっていますね。これは交換が必要です。とりあえず音出しユニット取付完了です。

オーバーホール
分解していきますよ。

ボディ内部。

ベアリングを外して。

SUTブレーキですね。

いったんSUTブレーキのカバーのネジが異様に硬く、舐めてしまったのでそれ以外を分解洗浄しました。

ピニオンギア下ベアリングを交換ですね。

取り急ぎドライブギア、ウォームシャフトはBOREDケミカルで仕上げていきます。

リール上部3点分解です。

ハンドルノブ。ラインローラーも分解です。

ラインローラーはシュルシュルノイズが出ています。

洗浄しました。

ラインローラーベアリングを交換します。

フッ素グリスで仕上げ。

上部完了です。

SUTブレーキの取り外しのために工具を用意しました。

これです。


緩み止めがきつすぎて、トルクスネジが滑ってしまうんです。T6サイズなんでしょうけど、少し遊びがある状態。この工具でネジの逆回転に切って外していきます。
ドリルを使用している最中に差し込みが甘く、カバーとハンドルに傷をつけてしまいました。

申し訳ございません。

上記写真のしるしをつけた2か所です。

上記作業ミスをご連絡させていただきましたが、何とかネジは除去できました。
ボディの交換は不要で行けそうです。
レバー交換
ボルトとレバーを手配。

レバーを入れ替えます。

ぱっと見ではあまりわからないんですが、明らかにレバーを倒したときのフィーリングが改善しますね。

SUTブレーキ部の分解と組み上げ
では、前回作業できなかったSUTブレーキを分解します。

ベアリング4点ございますが、ハンドルの3か所のベアリングを交換します。

レバーブレーキリールのベアリングの中でもざらつきが出やすい個所で、防錆ベアリングを入れたほうが良いので、高耐食ベアリングに交換です。

SUTブレーキ部を組みます。

CHIMERAを添付します。

軸周りのクリアランスはNEMEAを添付して。

組み上げました。

ヌル感が強い仕上がりとなりました。この度は作業中に傷をつけてしまい申し訳ございませんでした。
ありがとうございました。
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