20ルビアス LT3000-Cのオーバーホール依頼です。

新品で購入後、使用回数は20回までで、6月頃に3kg程度のヒラマサが掛かり、その後ハンドルがスムーズに回らなくなったそう。
確かにハンドルが回らないですね。魚を掛けたことが問題ではなさそうな雰囲気です。
目次
オーバーホール
分解していきますが。

塩ですね。

ローラークラッチも固着しています。

ドライブギア

塩まみれの状態です。

摺動子、ベアリング等かなり塩にやられています。


フレームにこびりつくのは、グリスが固形化したためですね。
ベアリングの内部にも侵入しています。

塩の残骸が。

完全洗浄実施です。

超音波洗浄をかけないパーツはこちら。

パーツクリーナーの汚れです。

ベアリングですが、ほぼ全滅でした。

ローターナットベアリング、ハンドルノブ、スプールの3点のみ温存します。

BOREDのDELTAをグリスアップします。
ベアリング抑え板も腐食していますね。

ラインローラー、ハンドルにはNEMEAを添付。

ワンウェイクラッチですが、何とか復旧できました。
マグオイルを充填します。

ドラググリスはTHETAを使用。

作業完了しました。

回転自体はスムーズになりました。
見た目以上に普通に動きますが、ギアノイズを少し拾いますね。ワンウェイクラッチも交換したほうがよさそうではありますが、あまり変化がないかもしれません。
ギア、ワンウェイクラッチを交換する場合は別途お時間がかかりますが、現状でも使える状態にはなっております。
