21コンプレックスXR C2000F4 ハイスペックチューン

当ページのリンクには広告が含まれている場合があります。

21コンプレックスXR C2000F4のオーバーホール依頼です。

5回ほど使用なさった個体でハイスペックチューン、フルベアリング希望でご依頼いただきました。

初見では、使用回数に対してのギアのざらつきが異常だったため、フルベアリングチューンで精度を高めることで悪化するリスクがあるとお伝えし、極力ノイズが減退するような調整を行うことに。

目次

オーバーホール

ローター部、ラインローラーが社外製に交換済みでして、ハンドルノブベアリングはざらざらになっておりました。

ラインローラーベアリングも少しノイズがありますが、ハンドルノブに転用し、ラインローラーは汎用ベアリングを新たに入れました。

オイルはグリッチオイルのパッシブを使用し、

ノイズレスなフィーリングに仕上げました。

潤滑と防錆の両立 ●グリッチオイル独自のベースオイルに特殊潤滑剤、防錆性をさらに強化し、潤滑性共にトップレベルで尚且つ激しい摩耗を最大限回避させ同時に防錆被膜を生成し潤滑と防錆の両立した万能オイル。

ボディ内部です。

ギア摩耗を疑いましたが、

とりあえず洗浄して。

汚れはそこまで無く特に違和感は無かったのですが、

各ベアリングのざらつきが出ていたこと位でして、ピニオンギア上部のベアリングのみ温存し、ウォームシャフト上下はベアリングを追加して、その他は汎用ベアリングに交換しました。

ウォームシャフトは0.20mmシムを追加してがたつきを取りました。

グリッチオイルのギアグリスを添付。

案の定ざらつきは取れないんですけど、新しいギアに交換してもよりざらつきが出る状態で・・・。

作業としては5回程度組みなおしましたが、

具体的な対策として。

引っかかり感があるので、中間ギアのシムを抜いて、ウェーブワッシャーをキャンセル。0.05mmのシムを追加してます。

また、ドライブギアのシムを0.04mm分抜いています。

極めつけにはベアリング抑え板を除去しています。

0.28mmとかなりシムが多く入っていましたが、最終的には0.23mmで抑え板を除去した状態でテストしたところ、ざらつきがかなり低減し巻きフィールが良化しましたが、シュルシュルノイズが発生。

0.24mmで仕上げたところ、比較的ざらつき感も低減し、シュルシュルノイズも抑えられたように感じます。

元々はドライブギアとピニオンギアの位置関係から来るギアのざらつき感があり、ベアリングを固定しないことで遊びを作ってざらつきが収まることを狙って調整しています。

もう少し良くできればいいのですが、中々難しい所ですね。

ありがとうございました。

ナチュラム フィッシング専門店
¥26,740 (2025/03/22 23:05時点 | 楽天市場調べ)
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

コメント

コメントする

目次