24エクスセンスBB 4000HGM グリッチオイルケミカルによるハイスペックチューン

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24エクスセンスBB 4000HGMのハイスペックチューンのご依頼です。

半年前に新品購入でシーバスで使用されているリールで、フルベアリング化、できる限り軽巻き希望です。

目次

オーバーホール

分解します。

ドラグワッシャー。スプール、スプール受けにはベアリングが搭載されていないタイプです。

ラインローラー。

ベアリングも特に不具合なし。

リール上部洗浄完了です。

ドラググリスはMTCWのMTDG-03を添付。

ハンドルノブはロサを使用。

こちらはベアリング交換不要でご指定ありです。

シムですが、0.20mmのシムが湾曲していることと、クリアランスが0.18mmで、スラスト方向のがたつきは解消しますが、ラジアル方向に若干遊びがあるので、新品のベアリングでも少しがたつきが残ると思います。

ラインローラーはフッ素グリスで仕上げます。

上部完了です。

フルベアリング化する場合は、ローターナットベアリングを交換することができます。

ローターナットそのものを交換する必要もあり、結構コストがかかります。BBシリーズはベースがアルテグラでローターナット自体はメインシャフトに非接触です。

仕上がりによりますが、あえてブッシュで受ける構造にする必要がないかもしれません。

ボディをオープン

よくある状態ですね。グリスが少し緩んでいる状態で組まれています。グリス粘度がそもそもこの状態なのかもしれませんが、グリスのもたつきで巻きフィーリングで感じるノイズをごまかしている感じ。

しかもベアリング抑え板の固定ボルトが3点中2点ねじ山つぶれという状態です。

組み立てした工員はさすがに気づくと思いますが・・・。そのまま完成させないでほしい所です。

中間ギア、ウォームシャフトギアは側面にグリスが寄ってしまっています。

洗浄完了です。

汚れというか、グリスの色ですね。

ベアリングはシールドを外して洗浄。オイル仕上げとします。ウォームシャフト上下をベアリング化。

ドライブギア左右とピニオンギア下はEVO-500とタンブルウィード混合カスタムです。ドライブギアは1:1位、ピニオン下は8割タンブルウィード位です。

超高粘度パワーオイル ●グリッチオイル初の潤滑性と抑摩耗性の両方を兼備した全く新しいオイル。

シム調整。

クリアランスは0.65mmでした。

中間ギアのシムは0.18mmですね。ウェーブワッシャー単体のみですが、本来は0.1mmのシムが入っていることが多いですが・・・。

ドライブギアはプレミアムマテリアグリスのHEARDを。ウォームシャフトはノーマルを添付して仕上げていきます。

ローラークラッチはパッシブですね。

組んでみてウォームシャフトのカチカチがかなり強く出ていますね。この仕上がりから調整の際にグリスをたんまり入れたんでしょうけど。個体精度が甘いので、ベアリング化したところを再調整します。

まず、ドライブギアの当たりが若干強いので、シムを抜きました。

0.15mm→0.125mmとしています。クリアランスが大きいと感じるかもしれませんが、ノイズ提言と軽やかな巻き感には必要なクリアランスですね。

なお、0.01mm程度減らしてテストしてみましたが、ギアの当たりは強かったです。

ウォームシャウト下ですが、ウェーブワッシャーを戻して、クリアランス調整。0.20mmのシムを追加しています。

ローターナットベアリングも精度を高めるとノイズを拾いやすくなるので、純正の状態で組みました。

なかなか難しいリールですね。樹脂ボディなので、タッピングビスで樹脂ボディ側のねじ山がつぶれないように注意が必要ですし、ねじ込みの圧力を常に意識しないと、ベアリング抑え板の固定ボルトが舐めてしまいます。

少しぼやかし気味に、かつ滑らかに軽やかに調整しました。

ある程度改善したと思います。

ありがとうございました。

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