24セルテートLT3000-CHのスタンダードチューンと23タトゥーラLT2500S-XH再調整のご依頼

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24セルテートLT3000-CHのスタンダードチューンのご依頼と、以前作業した23タトゥーラLT2500S-XH再調整をお受けいたしました。

タトゥーラの再調整からですね。

前回はこちらです。

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23タトゥーラ_再調整

1年間の再調整の範囲で作業します。本来は簡易的なグリスアップのみですが、ボディ内部をフルオーバーホールします。

現状をチェック。

亜鉛ギアなので、どうしても劣化、使用感が早期に出てしまいますし、ギア交換してもやはり消耗は早く起きてきます。

ボディ内部もグリスはいい具合に残っておりました。

ウォームシャフト周りもグリスが残っております。

ベアリングの不具合は感じないので、ベアリング以外のボディパーツを洗浄しました。

前回同様BOREDのDELTAを添付して仕上げます。

個人的にはそこまで違和感を感じなかったのですが、

OHしてみて多少良くなったと思います。

再調整は部分的な洗浄とグリスアップ等は行いますが、今回のような全洗浄の場合は通常料金となります。ただ短期間でのご依頼の際の料金プランを作成していないため、また改めて料金プランを反映するようにいたします。

今回は無償での調整となりました。

24セルテート_スタンダードチューン

使用半年ほどの個体とのことです。

少しごろつきが出てきたとのことでございました。触った印象だと巻き重り感がございました。ごろつきはそこまで感じないレベルかと思います。

スプールを分解、ドラグワッシャーはATDままで温存します。

ラインローラーを分解します。

ベアリングにマグオイルが漏れ出ていますね。

ローターナットベアリングはグリスが残っており、注油をあえてなさっていないとのこと。当方からはスピニングは注油しすぎの方が多いので、あまりしないで良いとお伝えしており、守っていただいております。

洗浄します。

ラインローラーベアリングが少しザラっとした感じがあります。純正グリスを添付し、

耐久性に優れたリール可動部専用グリス。SLP WORKS技術スタッフ陣が実際に使用しているグリス。

マグオイルで仕上げましたが、このまま持つかという感じですね。

マグオイルを充填します。

ハンドルノブ、その他のベアリングはNEMEAベースで仕上げております。

ボディ内部を開きます。

がたつきの原因はピニオンギア周りの粘性と、

オシュレートの緩みからでしょうか。

メインシャフトの汚れが目立ちます。

オイルが緩めですね。バランスは悪くないと思いますが、ギアグリスのまとわりつきが違和感につながっているのかと思います。

洗浄しました。

洗浄液はマグオイルの色なので汚れはわからないです。

タトゥーラと同様に、オシュレート周りはOMEGA、

ドライブギアはDELTAを添付。

ベアリングはNEMEAとBSLUベースで仕上げましたが、少し重いのでLIGHTDUTYで粘度調整しております。若干ざらつきが出ているような印象もございますが、大きな不具合は感じないためベアリングはすべて温存で作業しております。

ドライブギアのシムですが、0.05mmが3枚、0.025mmが2枚入っておりました。

0.20mmですが、0.175mmでテストしましたが、ここまで減らすとがたつきが出ますね。

マグオイルを充填します。

不具合がないと判断し現状仕上げと致しました。

緩めでも気にならない方もいると思いますが、現状だとわずかにシム圧が強いような感じではありますね。チューニングメニューでハイスペックチューンはこの0.01mmレベルの調整をするためです。

作業完了です。

特に交換パーツなしとなります。

巻き感は軽くなりました。

ありがとうございました。

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