10ステラ C2000HGSの修理とオーバーホールのご依頼です。使用中にハンドルが回らなくなったということです。

目次
ハンドルが回らない原因
07、10ステラの小型番手である症状です。

フリクションリング溶解してしまうというやつ。

こうなるとローター周りにゴムが付着してローターをロックしてしまい、ハンドルが回らなくなってしまいます。
パーツクリーナーで取り除いて洗浄します。

ラインローラーベアリング2点を交換しました。

ハンドル、ラインローラーはNEMEAを使用して仕上げます。

リール上部完了です。

ボディ内部です。

ドライブギアはギア波面にはグリスがほとんど残っていない状態ですね。オイルのみという感じ。

グリスが溶けてしまっております。
全バラシして洗浄。

汚れです。泥、砂が少し混じって沈殿してますね。

ボディ内部ですが、6点すべてベアリング交換します。

オイル注油?によるベアリングの消耗でしょうか。かなりざらつきがございます。
BOREDのTHETA単体で仕上げていきます。

フリクションリングを取り付けます。

ローラークラッチはCHIMERAを添付しますよ。

CHIMERAはミルスペック(アメリカ軍が必要とする様々な物資の調達に使われる規格)を上回る長寿命低揮発の油膜を維持、ヌル付きやベト付きなどの粘弾性を極力排除しサッパリとした質感のオイルとなっています。
作業完了です。

ハンドルが動くようになりました。ギアが消耗しておりますが、ボディ内部、ラインローラーのベアリング交換で使用感がかなり改善していると思います。
ありがとうございました。
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