12オシアジガー1001HGのオーバーホールのご依頼です。

クラッチが切れなくなっております。
目次
オーバーホール(スタンダードチューン)
サラバネの組み間違いです。

同じ向きで組まれていました。
ボディ内部。

錆によるベアリングの固着(3か所)
ピニオンギアが錆で固着。ここがクラッチの切れない原因です。

ピニオンギア取れました。

ベアリングも取れました。

ドライブギア軸ベアリングも固着。

最後はハンドルノブ付け根。

ハンドルノブに残っています。

内側の軸が破損して、外枠が残ってしまいました・・・。
極力傷をつけないように作業しますが、如何せん場所が悪いです。錆でびくともしないのですが、ルーターで少し削ってはマイナスドライバーでひっかけてを繰り返し。

枠の切断ができました。硬質ステンレスなので、相当固いです。ダイヤモンドカッターをうまく使って切りました。

固着はがしで2時間位かかりました。
全バラシ、洗浄
スプールベアリングを取り外し。

ALL洗浄。

ベアリングはほぼ全滅です。スプール受けベアリングのみ温存できました。

洗浄液の汚れです。

仕上げ、グリスアップ
ここまでくるとあとは早いですよ。
ドライブギア軸にはBSLUを添付。

ハンドルノブにもBSLU。

また、各部にシールド添付しております。
ドラグワッシャーはALPHAを添付。

ドライブギアはSIGMAとDELTAを混合して仕上げます。

作業完了しました。

動かなかったリールが完全に復活です。

ありがとうございました。
コメント