約3年前にスタートアップでチューニングした18ステラ C3000のハイスペックチューン

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18ステラ C3000 のハイスペックチューンのご依頼です。

約3年ほど前に施工した個体です。

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基本的には以前のシムバランス等はそのまま作業いたします。

当時の実施内容ですが、現在のメニューに置き換えると極みチューンでの作業となりますが、今回はケミカル・シムの調整範囲はハイスペックチューンで作業となります。

目次

オーバーホール

当時からギアノイズはあったのですが、やはりノイズが感じられます。

ギアが摩耗した感じでしょうか。

分解していきます。

ローラークラッチインナーの汚れもほとんどないので、状態は良さそう。

ボディ内部。

ギアは少し摩耗しているかもしれません。

ケミカルバランスも問題なしですね。

元々ギアはIOSのギアグリスを添付していました。また中間ギアにはシマノ純正DG06を、ウォームシャフトにはBOREDのTHETAを使用しております。

若干BOREDのケミカルが変質しているようですが、保護の観点から特に大きな問題はなさそうですね。

ケミカルをちゃんぽんして使用するデメリットとしてケミカルの変質によるパーツ類の破損や摩耗が考えられますが、リール位の低速回転・低負荷の機械類だと、そこまで大きな不具合につながるリスクはないかもしれません。

メインシャフトにオイルを注せば、この部分まで伝って来るので、ケミカルを完全に統一するのは完全分解してからOH。そのあとのメンテナンスも同じケミカルを使用する必要がありますね。

ドライブギアのシム。

シムバランスとしては0.02mm減らした状態でした。それでも摩耗するということは、シムバランスではなく傾き(おそらくピニオンギアとドライブギア)によるものかもしれません。

ラインローラーはフッ素グリスを使用していましたが、問題なしでした。

パーツクリーナの汚れですが、見ての通りほとんどないですね。

洗浄完了です。

悪い箇所がギアのみでしょうか。

ベアリングチェックしましたが、ピニオンギア下のベアリングはざらつきがありますが、その他ボディ3点は交換テストしましたが、あまり変わらず。少し乾いた状態だったので、ベアリングを新品に変えたほうが良いとは思いますが、まあわからない位のレベルです。

ギアをチェック。少しつるつるになっているんですが、写真だとわからないです。

IOSギアグリスをチョイス。

今回はウォームシャフトもギアグリス、02PROを調合して使用。

ラインローラーはフッ素グリスを添付。

ハンドルノブは02PROを添付。少しノイズがあるような感じですが、ギア交換してから気になるかどうかを改めてチェックですね。

ドライブギア左右ベアリング交換チェック。

シムバランスチェック。

外シムから内シムに変えてます。0.05mm分です。

内には0.16mm入っています。少し多めなんですけど、クリアランスはばっちりなんですよね。

ギアの摩耗を考えると悩ましいところです。

ローターナットベアリングをチェック。

ここはシュル感が出ているので、22ステラのローター受けカラーとベアリングに交換です。

ドラググリスはでかくまを使用。

戦略的なドラググリス「しろくま」を、さらに粘りを保たせてバワフルに。

ひとまず作業中断です。

ギアを交換してどこまで良化するかチェックです。

ギア手配中となりますので、しばらくお待ちください。

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