引き続き10ステラC2000HGSを3台、ハイスペックチューンを行ってまいります。

IOSケミカルで仕上げていきますね。
先にリール上部を3台分作業を行います。
その後でリールフットのシールを見ると何年製かわかるんですが、2010年、2011年、2012年といずれも製造年が異なっておりました。2010年製の個体から順番に作業していきます。
リール上部OH
2010年製のもの。

フリクションリングが溶解していますね。こちらの個体はオイルも多いです。
2011年製は完全に溶けていないで残っています。

2012年製も原型はとどめている状態です。

上部を洗浄します。超音波洗浄を行うので、乾燥に時間がかかるんですよね。そのため、一気に作業したほうが早いわけです。

きれいになりました。

上部3台分のパーツクリーナーの汚れです・・・。

IOS01をラインローラー、ハンドルノブに添付。

ドラグワッシャーはしろくまグリスで仕上げます。

上部3台分完了です。シム調整は不要でした。ベアリングも交換なしで作業しました。メンテナンスが行き届いているようです。

まだ使える状態だと思います。
ハイスペックチューン(2010年製)
では順番にボディを分解していきます。

オイルが多いです。

洗浄完了です。

この個体はギアノイズが強いです。

IOSギアグリスを添付。

ローラークラッチはIOS01で仕上げます。

ボディベアリング4点交換しました。
ドライブギアのシムサイズが1枚で0.45mmというサイズです。
ハイスペックチューン(2011年製)
2011年製の個体です。

こちらはまだ状態がよさそうです。

ボディ内部もグリスが残っております。

洗浄しました。

ベアリングですが、5点交換します。

ギアグリスを添付。

フリクションリングを取り付けて。

作業完了です。

ギアノイズは比較的少ないですね。こちらは1枚で0.5mmのサイズでした。
ハイスペックチューン(2012年製)
2012年製のオーバーホールです。

こちらもそこまで緩んでおりませんね。
分解します。

3台分の汚れです。

ボディベアリング4点交換します。

ドライブギアをグリスアップします。

こちらは0.4mmと0.1mmという2枚。

ローターナットベアリングを交換します。

ローターを乗せた際の異音が出ています。
22ステラのブッシュを入れます。

作業完了です。

作業完了しました。

4台完了です。
フリクションリングを入れたので、通常使用ができるようになりました。シムがきつい個所がありましたので、シム調整を行いました。
ギアの消耗はございますが、まだまだ使っていただけると思います。
ありがとうございました。
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