フリクションリングが溶解してしまったリールの修理、オーバーホール依頼です。

10ステラC2000S1台、C2000HGS3台のオーバーホールです。ハイスペックチューンの施工となります。
まずはC2000Sから作業を行います。

目次
オーバーホール(ハイスペックチューン)
予想通りフリクションリングが溶解しています。

ローター内側に張り付いてます。

はがしていきます。

パーツクリーナーをティッシュなどに含ませてふき取って除去できます。
リール上部を洗浄。

グリッチオイル中心に仕上げますが、ドラグワッシャはMTDG01を使用します。

ハンドルノブのシムですが、0.15mm→0.1mmへ変更します。

ラインローラー、ハンドルノブとも軸回りにパッシブを添付して仕上げていきます。ベアリングは温存で行けそうです。

上部3点完了。

ボディ内部。

オイルを入れて違和感を抜こうとしたんだと思います。フリクションリングが溶けるって中々想像できないですよね。リールが回らない原因はフリクションリングとベアリングの固着、メインシャフトとウォームシャフトのロック位です。
ボディを分解します。

汚れです。

そこそこ汚れが蓄積していることがわかります。
ベアリング4点交換します。

グリッチオイルのグリスを添付します。

ドライブギアのシムですが、0.40mmと、0.02、0.03mmでしょうか。

0.02mm分を0.01mmへ変更し。

フリクションリングを取り付けて。

ローラークラッチ上部のローター受けカラーの上部に、

シムを追加しました。

作業完了です。

引き続き3台も後編で作業を行います。
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