24ヴァンフォード 2500S ざらつきの原因とハイスペックチューン

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24ヴァンフォード2500Sのチューニング依頼となります。

ざらつきのある個体だそうで、極力滑らかにしてほしいとのこと。

初期状態からざらつきがあったそうで、改善しない可能性もお伝えした上でハイスペックチューンを行います。

グリッチオイルケミカルでの作業となります。

目次

ハイスペックチューン(グリッチオイルケミカル)

リール上部から作業していきます。

リール上部のチューニング

ハンドルノブを分解。

スプールを分解。

ローターもばらして洗浄します。

ラインローラーはゴメクサスの2BBタイプに変更されております。

軸周りにパッシブを添付。ベアリング内部には注油せずに温存しております。

ドラグワッシャーはMTCWのジャークグリスのLIGHT。このケミカルのみ別メーカーですが、使用感が良いので、単独使用としました。

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ハンドルノブですが、0.15mm、0.20mmのシムが入っておりましたが、0.15mmを2枚へ変更です。

シム圧がきついとベアリングのざらつきを引き起こします。

ボディ内部を分解

ボディ内部をチェック。

ピンボケしてますが、ローラークラッチの固定ボルトが舐めてます。

最近固定ボルトが舐めている個体が多いような気がしますね。

ローラークラッチもバラバラに。位置関係が良くないのかもしれません。

ボディ内部です。

グリスが緩んでいます。

摺動子ガイドが黒く変色していますね。黒くなっているのはステンレスが削れているものと思われます。

ベアリング抑えの固定ボルトが少し浮いています。これだと固定する意味がないような・・・。

シムは0.17mm、0.03mmが4枚、0.05mmが1枚。

ALL洗浄完了です。

全体の汚れです。結構な汚れ具合ですね。

ベアリングはタンブルウィードでオイル仕上げとします。

中間ギア軸の調整

中間ギア軸のバネを抜いて、長さを少し調整します。

0.03mm程度削りました。

ここ、抑え板で中間ギアを抑えてしまうようで、回転が渋くなっています。

巻き感不調の原因

また。

中間ギア軸を見ると少し斜めにかかっているんですよね。

垂直に入っていないことで、ザラ感が出ているように思います。中間ギア軸の位置が甘い、ローラークラッチの位置も甘いことが巻きフィールの違和感になっていると思われます。

シムを下に入れてテストしてましたが、ギアとボディの平行が取れていないため、回転時にひっかかりが出てしまう状態。この個所はシム調整は断念します。

プレミアムマテリアグリスでチューニング

中間ギア、ウォームシャフト。

ドライブギアもプレミアムマテリアグリスを添付して仕上げます。

巻き感とは別に巻き出しの重さはローラークラッチの位置関係の影響が大きいと思いますが、極力ケミカルが邪魔しないよう添付量を気を付けて作業します。

シム調整と最終仕上げ

ドライブギアのシムですが、0.03mm×4枚、0.12mmを0.10mm1枚に変更です。

0.03mmを1枚抜いてテストしましたが、がたつきが大きく感じるレベルになります。そのため、0.02mm分抜く調整をしました。

ドライブギア軸側に傷があったので、バリを除去しております。

以上にて作業完了しました。

結局ざらつきは完全に取れない状態ですが、巻きは軽く仕上がりました。

根本原因となっているボディを交換してみることも可能ですが、ボディ組みを入れ替える場合はパーツ類はすべて組戻しとなります。

費用面が合えば作業可能です。

ありがとうございました。

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