10ステラ C2000HGS フリクションリング取り付けとギア修復のオーバーホール

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10ステラ C2000HGSのオーバーホールのご依頼です。フリクションリングが無いとのことでご連絡頂きました。10ステラの小型番手のフリクションリングは最後の一つとなりました。

ギアの傷があり引っ掛かりが出ているとのこと。

目次

不具合個所のチェック

フリクションリングはOリングで代用されています。

巻きの違和感はローターに干渉しているからですね。

ギアの傷ですが。

ピニオンギアに削れが確認できます。

ローターナットベアリングがありません。

気になった点は3点ですね。

オーバーホール

リール上部から分解。

ラインローラーベアリング交換。純正グリスで組みます。

ハンドルノブ、ドラグワッシャーとも純正グリスを添付。

ボディ内部。

ドライブギアのグリス??汚れがすごいことになってます。

洗浄します。

ベアリングにもグリス、オイルが混入していますね。

洗浄です。

パーツクリーナーの汚れです。

傷をチェック。

ピニオンギアとウォームシャフトギアに傷ががっつりと。

ボディ内部のベアリングですが、4点交換しました。

ギアは11TPのものがあったので流用するつもりでしたが。

グリスアップ。

シムがきついので、0.05mm分を抜いて調整。

ローラークラッチはザルスリールオイルで。

ローターを乗せたときに気づきました・・・。

10ステラは合わないんだったことを。

極力傷のバリを取り、変形している所は研磨して慣らします。

ピンボケしていますが、ウォームシャフトギアの2か所のバリ取りとピニオンギアのバリ、形状を少し修正しました。

フリクションリングは装着するのみです。

ローターナットベアリングと22ステラのベアリングカラーを装着します。

ひとまず作業完了しました。

正回転でのノイズはかなり減りましたが、どうしても残ってしまいますね。ギア交換できれば一番良いのですが、中古でパーツ取用の10ステラを入手して移植する位しか難しいです。

この度はご依頼頂きありがとうございました。

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