17ツインパワーXD C3000HG ハイスペックチューン

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17ツインパワーXD C3000HGのハイスペックチューンのご依頼です。

巻きが良くないそうで、ご自身で調整済みとのことです。シムを抜いて巻き感が良くなったそうですが、テンションがかかるとノイズが出るそうです。

数年前に購入、10時間位しか使っていないとのこと。

4000XGと2台のご依頼です。

目次

分解

ローター受けカラーに少し錆がありますね。

保存期間が長かったことが影響しているかもしれません。

ボディ内部

ケミカルバランスは問題ないと思います。

ネジ山がつぶれているので、交換希望です。

そのままだと取れないので、ルーターで少し切り込みを入れます。

外れました。

使用感はあまり感じないのですが、各パーツに変色が見られますね。

洗浄済み。

汚れはないですね。

シム調整

ドライブギアのシム調整です。

もともと0.30mmと0.10mm、抜いたシムは0.03mmだと思います。少しきつい可能性があるので、0.02mmのシムを入れてみます。

なお、ピニオンギア上部は0.05mmのシムが入っておりましたので、こちらは0.03mmのシムへ変更するかどうか一度組んでみてからですね。

チューニング

IOSケミカルで仕上げます。

中間ギア、ウォームシャフトギアはスミスリールグリス+IOS02を混合したものを使用しております。

ドライブギアパーツ修正

組んでいる最中にドライブギアのキャップが外れました。

違和感の原因はこれかもしれません。

メタルロックで固定します。

一度組みましたが、ピニオンギア上部のベアリングの面があっていないので、外シムで0.03mm分を入れて、先ほどの0.03mmの内シムも追加しました。(写真を忘れてしまいました・・・。)

最終仕上げ

ボディの調整が決まったので、最終仕上げです。ローラークラッチを洗浄し、ローター受けカラーの錆を研磨して落としました。

IOS01で仕上げます。

ラインローラーは2BB化されていますね。

錆は確認できなかったので、洗浄してこのまま使用致します。

ローター、ハンドルに汚れがありました。

ドラググリスはデカくまを添付しました。

しっかりと効いてくれます。

ラインローラー部ですが、ベアリングはそのまま、軸、ラインローラーのクリアランスにはIOS02を充填します。

直接ベアリングには入らないレベルで注油しております。ハンドルノブも同じように仕上げております。

IOS-02PRO は中高粘度(オイルの中ではかなり粘度の高い方です)。IOSオイル最高レベルの極圧性と防水力を誇り、豪雨の中の釣りや炎天下のトーナメント競技や雷魚釣りなど、特に耐久性を求められるヘビーユースの釣りに最適です。

上部の作業完了しました。

最終ローターを組み、バランスチェックして作業完了となりました。

もともとの仕上がりもよかったので、体感できるレベルまで改善していないかもしれませんが、クリアランスと巻き感は良くなったと思います。

ありがとうございました。

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