2台の18スティーズTYPE1のハイスペックチューン(グリッチオイルチューン)

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スティーズTYPE1のチューニングのご依頼です。

4台保有されているそうで、それぞれ使用頻度は高くないそうです。ゴールドハンドルの個体が5.6年前に新品購入し、オーバーホール歴はないとのこと。巻も軽く状態が良い個体。

シルバーハンドル他の3台と比較して巻重りがあり、メーカーOHで改善されなかったそうです。2台とスペアスプール1つのOHを行います。

目次

ドラグワッシャー交換

ドラググリス持ち込みで対応。

ドラグワッシャーも社外製のものをご用意いただいております。

先にスプール3点の作業、ドラグワッシャーの交換いたしました。

チューニング_1台目(ゴールドハンドル)

引き続きゴールドハンドル側の作業です。リール上部を分解していきます。

若干ラインローラーベアリングのノイズがあるようにも思いますが、汎用ベアリングに交換テストしてみましたが、フィーリングが変わらないので許容範囲だと思います。

分解洗浄。

ラインローラーはパッシブを添付しております。

ハンドルノブのシム調整、0.03mm追加します。

こちらはランバイクオイルとパッシブで仕上げました。

続いてボディ内部です。

グリスは巻き感を損なわない位の量ですね。

オシュレートギアもちょうどよい位です。

洗浄します。

ピニオンギア下、ハンドル側のベアリングのノイズがあるので交換です。ギアノイズだと思っていましたが、半分位がベアリングノイズですね。

ボディベアリングはタンブルウィードをベースに仕上げております。

ボディ内部、ギア周りはプレミアムマテリアグリスを添付します。

センター出し。

ローターナットベアリングはクリープを添付して。

シムバランスをチェック。0.275mmですね。

わずかにきついようにも思いますが、シムを抜くと遊びが大きいので、現状のままとしました。

巻き感UPしたと思います。

ギアを押し付けた際にノイズが少しあるのですが、気にならないようでしたらこのままで良いと思います。ギア消耗によるものか、元々の状態によるものか微妙なフィーリングです。(ギア交換しても変わらない可能性大です。)

チューニング_2台目(シルバーハンドル)

続いてシルバーハンドルのほうを作業していきます。こちらはギアノイズが比較的少ないと思っていましたが、ハンドル慣性が少し低い感があります。

全洗浄しました。

パッシブを添付。

ローターナットベアリングはクリープで仕上げました。

ハンドルも1台目と同様です。

ボディ内部を開きます。

こちらの個体はグリスが多いように思います。

ベアリング自体の消耗はそこまで感じません。

2台分の洗浄液の汚れです。

こちらもプラミアムマテリアグリスで仕上げました。

フィーリングの違和感ですが、ピニオンギア上部のシムが少し多いんですね。

0.10mmが2枚入っております。

確かに0.1mmだけだとがたつきがあるため、1枚抜いて0.05mm追加しました。

シュルシュルとローター回転時にノイズがあるので、

ピニオンギア下のベアリングとローターナットベアリングを交換しました。

ドライブギアのシム調整です。

0.275mmですが、0.025mmのシムを抜いて、0.01mmの内シムを追加しました。

作業完了しました。

ケミカルが入れ替わったことで、巻きフィーリングが良くなったと思います。

ありがとうございました。

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