19ヴァンキッシュ25000Sのハイスペックチューンです。

14ステラのご依頼人様の個体ですが、こちらはギアのざらつきが強く出ていますね。グリッチオイルチューンで仕上げます。
目次
オーバーホール(ハイスペックチューン)
ラインローラーはまだ使えそうです。フッ素グリスが仕事してますね。

ハンドル、スプール、ローターを分解。

ハンドルノブのシム調整です。

インナーを抜いて、0.20mm→0.11mmへ。ハンドルノブのベアリングはグリッチオイルのロサですね。
ラインローラーはフッ素グリスを充填します。

ドラグワッシャーはDG01を使用しました。

ボディを開けます。

グリスが多く、注油のためかギアやウォームシャフトのグリスが端に寄ってますね。

ギア摩耗が目視できます。
洗浄です。

結構グリス汚れがございました。

ボディ内部のベアリングですが、高耐食ベアリング3点交換します。

ピニオンギア上部のベアリングはグリッチオイルのタンブルウィードで仕上げております。
ギア2点交換です。

14ステラと同様のチューニングです。

ドライブギアはプレミアムマテリアグリスのノーマルとハードを混合して使用しました。
プレミアムマテリアグリスからハードタイプが登場。
作業完了しました。

ギア摩耗によるざらつきは解消していますが、少しギア鳴りと僅かなざらつきがございます。ギアクリアランスは比較的余裕があるようですし、個体精度によるものだと思われます。
この違和感が気になって注油するとグリスが抜けてしまうので、極力注油をせずに使用したほうが良いと思います。
ありがとうございました。

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