10ステラC2000Sと08ステラSW5000XGのオーバーホールのご依頼。ほぼどちらも不動の状態です。

10ステラ オーバーホール
まずは10ステラから。

予想通り、フリクションリングの溶解でした。

ラインローラーベアリングにも錆があります。

ボディ内部。

ケミカルが劣化気味です。
洗浄実施。

パーツクリーナーと超音波洗浄ですっきりキレイに。

パーツクリーナーの汚れ。

ベアリングはラインローラーとボディ7点中6点交換ですね。
また、ローターナットベアリングも交換、ブッシュは22ステラのものを流用します。
ラインローラーは純正グリスDG6を塗布。

ピニオンギアは研磨します。

内部とピニオン下の外側を磨きました。

グリスアップして仕上げます。

フリクションリングを取付けます。

作業完了しました。

素晴らしい、滑らかです。
08ステラSW オーバーホール
08ステラSW5000XGのオーバーホールです。

こちらが不動の原因はどこにあるんでしょうか。とりあえずOHしていきます。
スプール分解。

ラインローラー分解。

固着等はないです。
ボディ内部。

極端にグリスが劣化していて、少し硬く固形化していますね。

グリスそのものも少なくなっております。
また、キャップが外れない。しかもギアが抜けない。

ハンドルが重い原因はこれでした。

何度か叩いて外しました。ベアリングが割れています。
すごい錆です。

もう一点。摺動子ガイドとメインシャフトが固着しています。

正確にはメインシャフト側の穴が少しふさがってしまっている状態。メインシャフトピンの錆も原因の一つ。

摺動上部でもひっかかる箇所が一か所あります。
ピニオンギアベアリングも少し固着ありです。

取れました。

最後にドライブギアのベアリングを外します。

何度もオイルを浸透させて。ヒーターで熱して。。

抜き取りました。

錆を研磨してとり、ワッシャーも研磨して錆を完全に除去します。

洗浄完了です。

パーツクリーナーの汚れ。この黒さはドラグワッシャーのカーボンです。

ベアリングは高耐食を中心に一部、汎用ステンレスで11点交換となりました。

メインシャフトの摺動部の塩を除去。

スライドするように調整。

また、メインシャフトピンのシムを入れたまま組むと、上部でひっかかりが出るので、シムを抜いて調整。

ウォームシャフトピンも少し長いので、クリアランスを設けることでスムーズに駆動します。
ドライブギアをDG13でグリスアップ。

ローラークラッチはザルスオイル。

スプールはDG12で仕上げ。ハンドル部もDG06を使用して作業完了です。

ギアノイズでゴロゴロですが、スムーズな駆動を取り戻しました。

この度はご依頼いただきありがとうございました。

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