14ステラ 4000XG ハイスペックチューン

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14ステラ4000XGのハイスペックチューンのご依頼です。

5年~6年ほど前に大手チューニングメーカーでOH済みだそうです。使用中テンションが掛かった際にごごごご、、、と違和感が出たそうです。

オーバーホールとハイスペックチューンを実施していきます。

目次

オーバーホール(ハイスペックチューン)

各部ベアリングにざらつきが出ています。

Sシステムに変更済

ローターナットベアリング、ローター受けのベアリングは温存です。

ドラグワッシャですが、カサ増のためにフェルトが追加されていますね。スプール内のベアリングはグリス混入でかなり重たいので、高耐食交換します。

ラインローラーベアリングもざらつきがございます。

上部洗浄完了です。

上部はベアリング5点交換です。

プレミアムマテリアドラググリスを添付します。

ラインローラー周りはタンブルウィードを添付。

ハンドルノブはロサ、EVO-500を添付します。

0.20mmのシムが入っています。クリアランスは0.18mm位ですが、少し圧を入れないとハンドルノブが大きく重いためセンターが甘くガタが出てしまうので、シムはそのままとしています。

ボディ内部を展開します。

グリスが薄付きですが、まだ残っていますね。

ドライブギアは少々摩耗があるようです。

巻きフィールには若干のざらつきを認めますが、摩耗がうまくいっているので、そこまで違和感がありません。

シムは前チューナーの独自シムです。

クリアランスバランスは問題ないと思います。

全バラシ、全洗浄完了です。

汚れですが、沈殿物があります。

ベアリングですが、ボディ4点交換します。

ベアリングは全体に振れ、少しざらつきがあります。

メインシャフトが若干曲がっておりますね。回転抵抗にはなっていないですが、そのまま使っていても現状は問題ないと思います。手曲げで少し修正しています。

メーカー側に在庫が残っていて、予算が合えば交換したほうが良いとは思います。

ウォームシャフトピン内部のベアリングにもざらつきがあるので、こちらは18ステラ以降のブッシュとOリングに変更します。

ごごごご、、、という違和感の原因ですが、Oリングの膨張によるものかもしれません。

わずかに大きくなっていました。Oリングがピニオン下の1mmのシムより大きくなってしまうとピニオンギアが下に下がってしまいます。

オイル膨張してしまった個体で起きるケースがございますが、極まれな症状です。

上部シムも変形していましたので、0.05mm→0.03mmのステンレスへ変更。

ボディフタのベアリング奥側に若干の腐食ありですね。

状態チェックは以上です。

プレミアムマテリアグリスで仕上げます。

ドライブギアはハードタイプで仕上げ。

フリクションリングも膨張していますね。

こちらも交換します。

ローラークラッチはパッシブで仕上げ。

センター出しを行います。

作業完了しました。

巻き心地はしっとりと滑らかになりました。ベアリングの遊びがなくなり、精度が良化したことでギアの摩耗感がわずかに出てきています。

Oリングによる違和感でしたら、こちらは解消していると思います。

ギア、メインシャフト交換(8/8追記)

ギアとメインシャフトの交換もご希望いただきましたので、パーツ手配しておりました。

届いたので作業再開します。

グリスはファイブフォーカス製で仕上げです。

メインシャフトのゆがみが取れたことで異音が低減しました。

ギアのざらつきはそこまで大きな差ではないですが、滑らかな巻き心地になりました。

この度はご依頼頂きありがとうございました。

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