17スティーズ TYPE1 3台 IOSケミカルによるハイスペックチューン(後編)

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2台目_ガンメタハンドル

メインシャフト以外は不具合は見当たりません。

ばらして洗浄です。

少し汚れがありますかね。

ベアリングですが、オシレートギア、ローターナットの2点交換で作業を進めます。

この個体は0.30mmのシムのみでした。

ギアグリスを添付。

ワンウェイクラッチの調整ですが、IOS01をメインにIOS02を少量追加します。

スプール。

ハンドル、ローターを仕上げます。

センター出しを何度かしました。

ファストリトリーブでシャラシャラと嫌なノイズがありますね。巻きの軽さは抜群なんですが。

ピニオンギア下のベアリングを交換します。

どうもオシレートギア下のワッシャーが悪さしているような感じです。0.05mm→0.1mmへ変更して。

粘性を少し出してオシレートギアを仕上げます。

ギアグリスも若干多めにします。

最後にドライブギアのシム調整です。

0.30mm→0.28mmへ

中々調整が難しい個体でした。

3台目_ブルーグレーハンドル

こちらはシャラシャラとノイズが強い個体です。ギア周り、ベアリング周りは問題が少ないような印象です。

ここも緩み止めでしょうか。スプールメタルピンが少し抜けづらい状態でしたが、押し出すとスルっと取れました。

上部洗浄。

ボディ内部。

ピニオンギアのグリスですが、少し変色していますね。

洗浄完了です。

ピニオンギア下のベアリングのみ交換です。

汚れも少しありました。

オシレートギアのシムですが、0.15mmありました。

クリアランスが無く、少しきつい印象なので、0.13mmへ。

グリスアップします。

センター出しは比較的すぐに決まりました。

作業完了です。

三台作業完了です。

総評

それぞれフィーリングの違いがありますね。

1台目の個体ですが、仮に現時点での使用頻度が高い場合、ギア交換すればもう少し巻き心地は良化すると思います。

2台目の個体はスプールメタルピンの取り出しの際にメインシャフトにゆがみが出ている可能性はございます。

元々巻きは軽い個体のようでして、もし元々シュルシュルとしたノイズがあったのでしたら、メインシャフトの交換してもほとんど変化はないと思います。

もし違和感が無かったのでしたら、交換したほうがフィーリングが良くなる可能性があります。

いずれの個体もかさついた印象はしっとりとしたフィーリングに改善しました。

ありがとうございました。

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