11ツインパワー 4000XG ドラグノブ修復、セルテートハイパーカスタム2500R、フィネスカスタム2506の計3台オーバーホール

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11ツインパワー4000XGとセルテート2台のオーバーホールのご依頼です。

11ツインパワーはドラグノブが破損しているとのこと。

目次

ドラグノブの修理

ナットのネジ山が舐めてしまっています。

汎用のナットと交換です。

修復完了です。

11ツインパワー4000XGオーバーホール

続いてオーバーホールを実施します。

ハンドルノブベアリングに錆ですね。

スプール受けベアリングをばらして洗浄します。

上部洗浄。

ハンドルノブベアリング1点、ラインローラーベアリングを交換です。

純正グリスで仕上げます。

上部完了です。

ボディ内部。

ウォームシャフトのグリスが抜けてますね。

全バラシで洗浄します。

パーツクリーナーの汚れ具合です。

ローラークラッチに腐食あり。

研磨しました。

ベアリングは交換なしでいけました。

ウォームシャフト下のシム調整です。

グリスアップ。

ローラークラッチをCHIMERAオイルで仕上げます。

組みます。

作業完了です。

ベアリングはあまり交換せずに作業を終えることができました。

セルテートハイパーカスタム2500R オーバーホール

続いてセルテート2台のオーバーホールです。

ハイパーカスタム2500Rから作業します。こちらはハンドルの逆転があり、ご自身で作業されたそうですが、うまく戻せなかったそうです。

かなりのゴリ感、というか。

本来あるはずのシムがない。

サイドプレート内のシムが逆側に入ってしまっており、ドライブギアのがたつきが発生しています。

完全に組間違いですね。

ハンドルノブベアリングや、

ローターナットベアリングもかなりの汚れ。

ALL分解、洗浄。

汚れです。

ベアリングは9点交換です。

グリスアップします。

ローラークラッチをオイルで仕上げて組みます。

ローラークラッチは粘性の高いオイル、グリスだと逆回転する可能性があがります。インナーが摩耗していた場合は、ライトなオイルでも滑るケースはありますが、極力粘性を抑えたもので組みたいところ。

ラインローラーはシマノの純正グリスで。

ベアリング交換にてスムーズな回転です。

ドラグワッシャもカチカチに固まってしまっているので、交換します。

UTDを添付します。

作業完了です。

ゴリ感がありますが、スムーズな巻きに変貌しました。

セルテートフィネスカスタム2506 オーバーホール

続いてフィネスカスタムをオーバーホールです。こちらは大きな不具合はないとのことです。

上部分解します。

ハンドルノブはベアリング2点支持ではなく、1点支持のダブルハンドルでした。

ローターナットベアリング、ラインローラーとも交換です。

ドラグワッシャーは交換なしで行けそうです。

上部完了です。

ボディ内部。

こちらもグリスが高粘性化していますね。

洗浄完了です。

全体的にベアリングにざらつきがあります。

すべて交換します。

洗浄液の汚れです。

グリスアップ。

組みます。

作業完了しました。

こちらの個体は巻き心地が向上しましたね。

3台完了です。

フィーリングが良くても、ベアリングは全体的に劣化するものです。

個体差や使用環境によりますが、特定の箇所に違和感が出ている場合はその部分だけが悪くなっていることが多いです。一方使用期間が長く平均的に使用できているとベアリング交換のみでかなりフィーリングが良化します。

この度はご依頼いただきありがとうございました。

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