崩壊したベアリング外枠が取れない!18オシアコンクエストCT300PG 改造によるHG化とオーバーホール

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18オシアコンクエストCT2台のオーバーホールのご依頼をいただきました。200PGと300PGですが、ギア比の変更を含んだ300PGから作業いたします。

目次

内部の状態のチェック

HG化のためのパーツが届いたので作業いたします。

巻いてみたところ、ハンドルが引っ掛かる違和感あり。

ボディを開けて。

軸が飛んでます。

正確にはドライブギア軸のベアリングが破損しており、ベアリングの外枠と内枠が残留している状態です。

それから。

レベルワインド周りもすごい錆です。

破損ベアリングの除去

ボディに残留している外枠を外すのが大変です。

あと、崩壊したベアリングの玉がドライブギア軸の固定ネジに埋もれています。

玉が引っ掛かってドライバーが刺さらないので、切り込みを入れて除去しました。

内枠も取れましたよ。

外枠ですが、わずかに出っ張ってるんですよね。

マイナスドライバーがうまく噛みあって少しずつ引き出せました。

抜けました!

あと全分解したんですが、ベアリングがはまっていた穴が削れているんですよね。

ベアリングの玉が削ったのか???

XSHIPベアリングもざらざらでボディ内部は全滅でした。

ボディ内部、フレームの洗浄

フレームにもかなりの汚れが付着していますが。

パーツクリーナーでグリス、オイルを除去して、物理的な汚れは超音波洗浄ですっきりきれいに。

パーツクリーナーやブラシ洗浄では取れない汚れも確実に落とせます。

HG化、ボディ内部の組上げとチューニング

ボディ内部のベアリングですが、全交換となりました。

HGギアに交換します。

ドライブギア軸ベアリングには、ボディにフッ素グリスを充填します。

ボディのクラッチ周りをグリスアップして。

クラッチ爪が開いてます。一度組んでパラパラと異音がありましたが、これが開いていることで異音が発生しておりました。少し締めて組み戻してやります。

シマノDG04の純正グリスでドライブギアをグリスアップします。

ウォームシャフト、プラギア周りはBOREDのOMEGAで仕上げております。

ハンドル、サイドカバーのオーバーホール

では外回りのパーツです。

ベアリングの汚れが結構目立ちます。

ボディ内部を含めたパーツクリーナーの汚れです。

こちらも超音波洗浄ですっきりです。

外回りパーツは3点交換となりました。

ハンドルノブが1点、XSHIPベアリングとドライブギア軸ベアリングの3点ですね。スプールベアリングは、NEMEAでオイル仕上げとしております。

防錆のために、各部、特にベアリング周り等はBOREDのBSLUを薄く添付しています。

作業完了しました。

見事復活しました。ベアリングが残留して取れないと、フレーム交換が必要でした。。。。パーツだけで15,000円超なので、取れてよかったです。

ありがとうございました。

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