23エクスセンスXR 3000MHG ハイスペックチューン(グリッチオイルケミカル)

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23エクスセンスXR 3000MHGのチューニングのご依頼です。

ハイスペックチューンを行います。

ドラグ音が小さくなったそうです。また軽い巻きの希望です。

目次

ドラグ音について

IOSのSシステムが導入されていますが、

対象のスプールをみると。

ベースがストラディック、ヴァンフォードでしょうか。内部にベアリングを入れることができるので、上位機種と同じように見えますが、20TPだと

スプールとピンの当たるところが、羽のような形状をしており、響くように設計されています。

22ステラと同じピンだったので、交換してみました。

こちらですね。

大きさが変わらず。構造的には同じですが、ピンを受けるパーツの違いでしょうか。

プラ製であること。マット塗装であることが反響を抑えてしまっており、ドラグ音が鳴らない原因になっているように思います。

バネがもう少しフリーに動けばもう少し鳴るかと思いシムを追加してフリーに動くように調整しましたが。

あまり意味がない結果でした。

IOSのSシステムとの相性が悪いのではないかというのが私の見解です。

20TP2500SHGで鳴りをチェックしましたが、かなりしっかりと鳴るので、S-システムを使用する場合は上位機種のスプールを使用するのが解決策だと思います。

※22ステラのC2000Sでも音が鳴りましたが。。。。

申し訳ございませんが、いったん純正に戻しております。

ハイスペックチューン

ではチューニングを行ってまいります。ローターナットはBB化されております。

ラインローラー、ハンドルも分解致します。

社外製ですね。ゴメクサスのラインローラーですかね。パッシブを添付します。

ハンドルノブもパッシブで仕上げます。

シム調整を行いました。0.20mm→0.18mmへ。

ドラグワッシャーは純正グリスを使用しております。

3点完了です。

ボディ内部です。

ギア摩耗が確認できますね。

少しわかりづらいですが。

なお、内シムが入っておりました。

左側に0.03mm、右側に0.20mmですね。外シムが0.10mmだったのですが、本来は0.15mm位だったのかもしれません。

ALL洗浄済みです。

ピニオンギア上部と下部を洗浄して、タンブルウィードを添付。

ピニオンギア下のベアリングは交換が必要ですね。汎用ベアリングと交換いたします。

ウォームシャフト下のシム調整を行います。

内シムを0.2mmのみ残し、外シムと0.3mmのシムで仕上げました。抑え板が少し浮いてしまうので厳密にシム調整しても少しぐらついてしまいますね。だからと言ってきつめに組むと抵抗感が出てしまいます。

リール自体の精度の問題です。

中間ギアは0.15mm分で0.05mmはウェーブワッシャです。これが少し悪さをしていて、かなりきつめに入っております。

平シム0.03mmへ変更して抵抗感がない状態まで仕上がりました。

ドライブギアはプレミアムマテリアグリスのHARDを添付します。

バランス自体は取れていると思うのですが、左側のみで調整しました。0.03mm分を追加でいったん組みます。

ひとまず作業完了しました。

やはりギアノイズがあるため、交換したほうがよさそうです。ギアを交換してからどこまでその他のパーツの違和感がないかチェックが必要ですね。

ご確認の上で作業再開いたします。

ギア交換&シム再調整

上位クラスの20TPのギアに交換します。

形状はほぼ同じです。(目視する限りですが、形状は全く一緒だと思います。)

グリスを添付して。

組みました。巻き重りはないんですが、少しシュル感があります。この辺は好みですが、巻きの軽さを優先するために0.03mmのシムから0.02mm分へ。

0.01mm分減らし作業完了となります。

巻きは軽くなりました。ベアリングも1点のみ交換で問題なさそうです。

ありがとうございました。

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