22ステラ C5000XG コトコトと違和感が出る個体の再調整(後編)

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作業再開しました。

在庫を改めて確認すると、ウォームシャフト、中間ギア、ウォームシャフトギアがあったので、交換してテストを行います。

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不具合解消のためにしたこと

まずは中間ギアのシムですが、プラシムに交換しました。

極力摩擦抵抗がなくなるように、ポリエステル製?のシムだと思います。厚みは0.10mmで同じ。

続いて中間ギア、ウォームシャフト等合計4点交換してテストです。

ケミカルは前回と同じで組みます。

かなり良化しました。方向性はあっていましたね。

では、不具合のあるパーツを特定するために。。。

ウォームシャフト抜き。

ウォームシャフトのみ交換でテスト。

見立てとしては、メインシャフトとウォームシャフトのアタリが良くないということですね。中間ギア等が消耗している可能性も考えましたが、交換してもほとんど変化なしでした。

ウォームシャフトとピンを交換です。

スーパールブをメインギアに使用して、粘度低めのグリスで仕上げました。

IOSギアグリスだと粘性が強く違和感が出る可能性があるので、粘性が低いチューンで仕上げております。

リーリングですが、リールフットを傾けない限りはコトコトフィールが消失したと思います。ハンドルを下に、上にした状態だとコトコト感がありますが、かなり改善していると思われます。

使用とともに症状が出る可能性もございますが、ある程度はこの状態で使用できると思います。作業完了までお時間が掛かり申し訳ございませんでした。

この度は調整依頼ありがとうございました。

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