11オシアカルカッタ 200HG、13オシアカルカッタ 300HG、2台ともスタンダードチューンのご依頼です。2013年、2014年に新品購入された個体でざらつきが気になり、極力パーツ交換希望です。

200HGから作業いたします。
目次
オーバーホール
錆びが少しでいる箇所がありますが、全体的にはきれいに使っていらっしゃると思います。

ギアはどうしても使用感がでてきますね。

ワッシャーの位置が間違っていました。

このワッシャーはレベルワインドのピン内部ですね。
洗浄しました。

大きくはベアリングのさびとノイズがざらつきの原因です。
ピニオンギア左右のベアリング、メカニカルブレーキ内部のスプール受けベアリングの3点を交換しました。
洗浄液の汚れです。

ギアはグリス固形化している部分を磨きます。

一応ここまできれいにするとドラグ自体は復活します。

ハンドルノブも少し使用感が出ていましたが、超音波洗浄で汚れを落としました。

使用したケミカルはBOREDです。
スプールベアリングはNEMEA、BALBOAを混合して使用。

ドラグ板が少し変形していたので、補正しています。交換するレベルじゃないですね。

ボディ内部はBOREDのOMEGAを中心に、ギアにはALPHAとSIGMAを添付します。

ひとまず作業完了です。

ざらつきは無くなりましたが、ギアのウィンウィンとした鳴りがございます。ドライブギア軸ブッシュとギア交換すればギア鳴りは若干解消する位かもしれません。
ドラグワッシャーも一式交換すればより新品に近づくとは思いますが、この状態でも実用面で問題ない状態ですね。
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