18イグジスト FC LT1000S-P オーバーホール

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今回は18イグジストFC LT1000S-Pのオーバーホール依頼です。

今回からカッティングマットからラバーマットに交換してオーバーホールの作業を行っております。

リールのオーバーホールや修理において、マットが作業効率に影響するので、使いやすいものを常に探しているんですが中々決まらないんです。

硬いものを叩いたり、切ったりはできないのですが、シリコンラバー製のものも一度ためしてみようと。可視性の良いグレーをチョイスしました。

目次

オーバーホール

少しギアのざらつきが出ているようです。使用感がある個体で、ドラグワッシャも変色しています。

マグシールド内部にラインが絡んでいます。

上部を洗浄しました。

カッティングマットグリーンよりこのグレーの方が見やすいですね。

まずはドラググリスを添付します。

MTCWのMTDG01を添付します。

ラインローラー、ハンドルノブはナノトリートメントオイルを使用しています。

今までなかなか無かった高粘度でベアリング保護性能を高めたメンテナンス用オイル!

ボディを分解します。

ギアの消耗と全体的にグリスの劣化があります。

洗浄します。

ピニオンギア下のベアリングを交換します。

マグオイルの色でわかりにくいですが、ローター周り、ボディ内部のグリスの汚れも確認できます。

ボディベアリングはメンテナンスグリス104を使用します。

耐久性に優れたリール可動部専用グリス。SLP WORKS技術スタッフ陣が実際に使用しているグリス。

ボディ内部はグリッチオイルのグリス混合カスタムで仕上げました。

ドライブギアはEVO-2000を混合したグリスで仕上げております。

超超高粘度オイル ●海水による塩害にも対応しハードな使用用途にも優れ金属摩耗を最小限位抑えます。

スプールベアリングにもノイズが出ているので、汎用ベアリングに交換します。

ローラークラッチにはパッシブを使用します。

マグオイルを充填します。

水性ガラスコーティング剤で磨いて。

最終シムをチェックしましたが、0.18mm分シムが入っておりますが、

0.15mmでテストしたところ、ざらつきが収まり軽くなりますが、ギアのざらつきそのものが完全に改善しないですね。

ひとまず作業完了しました。

ドライブギア、ピニオンギアを交換しないと、完全にざらつきは取れないと思います。シムは0.01~0.02mm分減らすと巻きフィールは改善しそうですね。

交換パーツ等、ご検討いただけると幸いです。

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