21ツインパワーSW 4000PGと15ツインパワーC3000のオーバーホールのご依頼です。

2台リピートでのご依頼です。
21ツインパワーSWから作業を行います。前回の作業ではガタの調整を行っております。

オーバーホール
ローターナットベアリングですが、Oリングがちぎれていました。

こちらで組む際にちぎれたのかもしれません。オイル等で少し伸びると噛んで切れてしまいますので、若干小径のOリングを入れました。

ラインローラーがざらざらですね。

汚れもついています。
上部洗浄完了です。

ラインローラーベアリングを分解交換します。

うまく分解できればベアリングのみの交換が可能です。特殊なサイズなので、交換費用は高めですがステラ専用のDLCラインローラーを買い直すことを考えるとかなり安く済みます。

フッ素グリスを添付。

続いてハンドルノブですが、こちらのざらつきが出ていました。

高耐食ベアリングに交換。BOREDのBSLUで仕上げております。

ボディ内部を開いて確認します。

ボディ内部、グリスが残っていますが、ギア摩耗していますね。

シムを0.03mm追加してがたつきを取っていたので、その分ギア消耗が早いようです。

ベアリングですが、ハンドルキャップ側が変色していました。

ピニオンギア下のベアリングもグリスが浮いていますね。

洗浄液の汚れです。

沈殿物がありますね。
洗浄完了です。

ピニオンギア上下をいったん交換テストします。

純正のSW用グリスを添付します。

組みます。

ドライブギア左右のベアリングですが、少しざらつきが出ていますね。高耐食ベアリングに交換して再度テストします。

巻き感が良くなりましたが、ギアのざらつきが残りますね。

フィーリングそのものが良くなりましたが、シャリ感を許容するかどうかがポイントになってくると思います。ギア交換すれば巻き心地は良くなりますね。
ギア交換
21ツインパワー6000PGのギアが届きました。

交換実施です。

純正のSW用ギアグリスを添付。

シムですが、元々0.03mm追加していましたが。

0.01mm分抜いて、0.02mm追加としました。

作業完了しました。

ありがとうございました。
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