19ヴァンキッシュ C2000SHGの極みチューンのご依頼です。

以前に3台ご依頼いただいた方からもう3台ご依頼いただきました。
ありがとうございます。
今回の3台は回転フィールはそこそこまとまっているものの、いずれもざらつきが出ているようでございます。
まずは2.5LBのラインを巻いた個体から作業を行います。
極みチューン
3台の中でも一番ざらつきが少ない個体ですね。

全分解です。

洗浄液の汚れ。

ベアリングは1点追加とローターナットベアリングとピニオンギア下。

ざらつきが強く出ているベアリングは交換です。
またドライブギアのハンドル側(フタ側)のベアリングも交換です。

合計で3点交換です。
ローターナットベアアリングは、22ステラのブッシュとともに交換です。やはりシュルシュルノイズが発生していますね。

ベアリングですが、ベースはグリッチオイルのタンブルウィードで仕上げております。粘度調整にパッシブを使用しています。
ウォームシャフト下をベアリングに交換し。

0.32mmで仕上げます。

中間ギアは0.17mmです。

ピニオンギア下は、0.41mmでテストしてみましたが、

最終的には0.40mmでした。

ピニオンギア前後に少し遊びがありますね。

ドライブギアの消耗が少しあるように思いますが、いったんこのまま仕上げます。ウォームシャフトと中間ギア周りですが、EVO500とタンブルウィードを混合したグリスを添付。

グリッチオイルのグリスを添付します。
ドライブギア側のシムは0.15mmでしたが、少し減らした方が良いかもしれません。

ラインローラーも洗浄してからオイル仕上げとしましたが、シュルシュルというノイズが出ていますね。メインシャフトとピニオンギアが少し突っ張って引っかかる印象があります。
ギア交換をすればよくなるかもしれませんが、手元にギアが無いので手配中となります。



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