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11オシアカルカッタ 200HG 久々に回してみるとハンドルが重い症状(前編)

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11オシアカルカッタ200HGのドラグサウンドチューン&ハイスペックチューン依頼です。

ハンドルが重くなるところがあるということでしたが、すでにクラッチを切ってみても中々回らない状態になっております。

ハンドルが重い原因

ハンドルが重い原因ですが、ローラークラッチの固着ですね。

恐らくご依頼のタイミングから錆が進行していると思われます。

またハンドルナットが舐めてしまっているようです。

ローラークラッチを叩き出して。

洗浄後、ローラークラッチを交換しました。

ローラークラッチのみNEMEAを使用しております。

BORED METHOD DIVISIONオイル製品中で中粘度長寿命低摩擦オイルをコンセプトとするNEMEAオイル。 既存製品のCHIMERAオイルで想定したコンセプトを継承し、更に海水にも完全対応した防錆性と高負荷にも耐える摩耗性を強化しながらもヌル付きやベト付きを極力排除したサッパリとしたフィーリングにより、機構や摺動を伴う動きを損なわず油膜の「耐久性」を重視したオイルとなります。

オーバーホール(ハイスペックチューン)

グリッチオイルチューンで作業を行います。

フレームの汚れです。

分解していきます。

レベルワインドも汚れが付着しています。

パーツクリーナーで洗浄後、超音波洗浄を行いました。

物理的な砂や泥汚れがございますね。

写真には収めておりませんが、ハンドルノブのべたつき等は水性コーティング剤でかなりきれいにできますね。

ベアリングはALL交換となりました。

ドライブギアを研磨。

ドライブギア軸も研磨しております。

ピニオンギアは内部にケミカル??の蓄積汚れがあったので、内部をピカールで研磨しました。

レベルワインドを組みます。

ウォームシャフトはEVO500とタンブルウィード混合のグリスを添付し、軸支持箇所はパッシブで粘性を下げて回転がスムーズになるようにします。

ドラグサウンドチューン

ダイワのアルファス用のドラグパーツを流用します。

座金3枚を入れ替えます。

※3枚入れ替えと記載しましたが、下部右端のステンレス座金を温存し、ギザワッシャーから順に入れております。

以下ギザワッシャ上部には、ドラグワッシャを入れて。

音出しピン付きの座金で押さえます。

最後にドラグワッシャーとクラッチインナーがかみ合うスタードラグ板を乗せます。

ドライブギア周りは、グリッチオイルのオイルグリス(プレミアムマテリアグリス)と

プレミアムマテリアグリスハードを混合して仕上げます。

ひとまず作業完了です。

ハンドルナット

ハンドルナットを締めこもうとすると滑ります。

別のナットでテストしますが、締まりますのでナット側の交換が必要ですね。

スプールノイズ

組んでみましたが、スプールノイズがあったので、チェックするとボディ側にさびが生じていました。

研磨クロスでさびを落としました。

表面の腐食部を完全に平らにできないのですが、スプールノイズが低減しました。

ほぼ作業完了しました。

ギアの在庫があれば交換した方がよさそうです。取り急ぎローターナットの手配を行います。

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