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12カーディフCI4+ C2000SS ハイギア改造個体のオーバーホール

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12カーディフCI4+ C2000SSのオーバーホール依頼です。ご自身でHG化されたそうですが、巻き心地が悪いそうでご依頼いただきました。

不具合の原因は?

写真ではわかりづらいですが、ピニオンギアにかけがあります。

ドライブギアにも傷が3点位ありました。

側面に2か所ですね。

このギアの傷による巻きフィーリングの悪化がございます。組み上げる際に傷がついた可能性があります。

オーバーホール

オーバーホールしていきます。

ハンドルとギアの間にシムが挟まっておりました。干渉していないようなので、こちらは抜いておきます。

スプールワッシャーが多いですが、

原因はローターのカサ上げと。

ウォームシャフトの下がりです。

ウォームシャフト下にはクリアランスを詰めるため、0.2mmのシムを追加しています。

ローターも0.3mm分のシムを抜いております。

ローター、スプール、ハンドル分解。

ラインローラーですが、固定ボルトが軽すぎるので、ローター振れが出ています。

15TPの固定ボルトと交換。

またブッシュに割れがあるので、交換します。ベアリングもシャーとノイズがあるので、交換しております。

ハンドルノブですが、シム調整します。

0.02mm分シムを抜きました。ベアリングはザルスリールオイルで仕上げております。

リールのメンテナンスの際に使用する事で防錆効果と滑らかな回転性能をUPさせます。

ドラググリスを添付。

上部作業完了です。

ボディ内部です。

グリスが多めですね。ただ、この世代は多少グリスが多くてもそこまで巻き感に影響は出ないです。

洗浄します。

ギアを交換します。

ボディ内部ベアリングですが、洗浄したところ、それぞれノイズがありました。

汎用ステンレスに交換です。

グリスアップします。

ドライブギアのシム調整です。

元々0.40mm分のシムが入っておりましたが、がたつきがあるので0.45mmで仕上げました。

作業完了しました。

巻き心地は無事違和感が無くなり、良くなりましたよ。

スプールワッシャーですが、1mm位抜いております。テーパーの調整は一応行っておりますが、実釣で確認の上調整をお願い致します。

ありがとうございました。

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