23SLXDC70XGのメンテナンス依頼となります。

以前から1年も経っていないのですが、使用頻度がかなり多いようでして、ざらつきが出ています。
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分解していきます。

ローラークラッチは問題なしです。

ドラグワッシャもまだ大丈夫ですね。

ピニオン受けのベアリングがざらざらになっています。

ドライブギア軸のベアリングもざらつきが出ていますね。

いずれも高耐食ベアリングで、実際に錆は出ていない状態です。高耐食ベアリングとBOREDケミカルの威力ですね。
ただ、前回同様塩が結晶化していますね。
フレームにも汚れが蓄積しています。

洗浄いたしました。

前回ほどではございませんが、汚れておりますね。

今回のベアリング交換箇所ですが、ドライブギア軸、ピニオン受け部、ハンドルノブ2点の合計4点交換致します。

ハンドルノブは汎用ベアリングに交換しております。
また今回、スプール受けベアリングは問題なかったですが、

メカニカルブレーキ内部のベアリングが少しざらつきが出ていました。

いったんこのまま仕上げていきます。
ウォームシャフトはBOREDのOMEGAとCHIMERAですね。

ドライブギア軸は前回同様BSLUを添付して保護します。

BORED METHOD DIVISIONオイル製品中でフラッグシップとなる高粘度マルチパーパスオイルをコンセプトとするBSLUオイル。
METHODオイル製品中で圧倒的なベストセラーを誇る全方向対応のマルチパーパスな用途ながら、特に油膜性、防錆性、減摩性に優れた効果を発揮する、フィッシングリールからサイクルパーツまで幅広く対応したオーバースペックな「耐久性」を重視したオイルとなります。
最終仕上げですが、ドライブギアにはBOREDのDELTAをメインにSIGMAを少し追加して。

全天候高粘度セミシンセティックグリスとして、ALPHAよりもワンランク、THETAよりもツーランク粘度をアップさせ、グリスの粘度を示すちょう度は2号となり、汎用では高粘度なグリスとなります。
作業完了しました。
ざらつきの原因ですが、ドライブギア軸、ピニオン受け部のベアリングが8割ほどでしたので、概ね解消しています。

ウィンウィンとしたフィーリングが残りますが、前回もおなじような状態だったかと思います。ギア交換しても多少はギア鳴りしそうな感じもしますね。
メカニカル内部のベアリングを交換すればもう少しフィーリングの改善が見込めると思います。
ありがとうございました。

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