19ヴァンキッシュ C2500SHG ハイスペックチューン

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19ヴァンキッシュのC2500SHGの改造、ハイスペックチューンのご依頼です。

社外製ラインローラーの交換、ドラグ音を大きく、デュラクロスへの変更、ベアリング追加を行ってまいります。

目次

ドラグ爆音改造

ドラグ音を大きくする方法ですが、2通りあります。

1つ目は、元々プラ製のラチェット素材を金属製変える。

音の大きさより音質が変わります。

2つ目は、ツメのテンションを高める。

具体的には、

上写真はツメが純正の状態です。バネを見てください。

このように折り曲げます。

ただ、ご依頼のヴァンキッシュでは、 テンションをもう少し上げる必要がありました。

バネを取り出して、角度を変えます。

30度を60度位まで広げました。

見た目は変わらないですが、爆音化しますね。このバネの分解取り付けは少し難しいので、作業される方は注意してください。

デュラクロス化

22ステラのデュラクロスに変更。

ドラググリスはMTCWジャークグリスのミディアムをチョイスしました。

しっかり効きます。

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ラインローラー2BB化

社外製のラインローラー2BBカスタムです。

ゴメクサスのラインローラーは持ち込みです。

こちらの記事でもラインローラー自重の比較を出しております。

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いったんローターとベール周りを洗浄します。

ゴメクサスのラインローラーはベアリング込みで1.45gです。

純正だと1.55gなので少々軽い。

ブレが出る際は、固定ボルトで調整するのが良いです。

純正だとジュラルミン製で0.15gです。

例えば18セフィアBB等の固定ボルトだとスチール製で0.42g

こちらでバランス調整用に販売している固定ボルトは0.29gです。

こちらでもブレが出ないですね。

T5サイズのステンレスネジです。

セフィアだとカラーリングがあっていますが、艶消しですね。

こちらでもブレが出ないです。

どちらでもよいですが、純正だとちょっとブレますね。ラインローラー周りにはIOS-01PROを添付して仕上げます。

ハンドルノブの調整

続いてハンドルノブの調整。

0.20mm、0.10mmのシムが入っていますが、かなりきつめです。ベアリングもシャリ感が出ているので、高耐食ベアリングに交換します。

0.1mm→0.01mmへ変更しました。

こちらもオイルはIOS01-PROを添付。

リール上部完了です。

ボディ分解と洗浄

ボディ内部を展開ですが、固定ボルトが1つ足りないです。

この部分ですね。

とりあえず分解していきます。

ウォームシャフトのグリスが抜けてますね。

洗浄完了です。

汚れがほとんどないですね。

ベアリングコーティングとグリスアップ

通常やっていない処理ですが、軽くしたいというご要望なので、コーティング処理を行います。

ベアリングの回転がかなり軽くなります。

金属にコーティング処理を行うことで滑りをよくします。メインシャフトとピニオンギア内部も処理済みです。

仕上げ

ドライブギアにIOSギアグリスを添付。

中間ギア、ウォームシャフトは粘度調整の上でグリスアップしています。

内部ベアリングはIOS02-PROをメインにピニオンギア上部はIOS01で仕上げました。

固定ボルトを取り付けます。

一度組みましたが、ノイズが出ていますね。

ピニオンギア下のベアリングを交換し、グリスのままで仕上げます。

シム調整を行います。

0.18mmですが、0.16mmへ。

ローラークラッチはIOS01ですね。

作業完了です。

巻きは軽く仕上がりました。

ただ、ギアノイズが残りますね。摩耗がありますが、新品交換しても少しノイズが立つかもしれません。ギア交換すればもう少し巻きフィールは向上すると思いますが、軽さの変化はないと思います。

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