BB-XテクニウムにはSUTブレーキと呼ばれる機構が搭載されています。
それがSUTブレーキⅡに最近リニューアルされました。
構造が少し変更になったので、内部の状態を紹介していきます。
SUTブレーキとは?
リールそのものの構造としては、レバーブレーキリール自体にはローラークラッチはなく、一部SUTブレーキ搭載機にハンドルとドライブギアがローラークラッチ構造で駆動するようになっているんです。
これ実際に触らないとわからないんですよ。
ハンドルに手をかけていなければ(ハンドルにテンションをかけないと)、ローターが逆回転する仕組みになっています。
つまり、ハンドルを回してもドライブギアの動力が常に伝わる状態ではなく、ローターにテンションがかかっているときに、ハンドルにテンションがかかります。
そのため、1方向(正回転)にはギアとハンドルは連動して動きますが、ローター慣性がハンドルの回転速度を超えると分離して駆動します。
また逆回転時も、ハンドルを触らない限り動力は伝わりません。そのため逆回転します。
合言葉は、バネは外から内に向かって巻く
いろいろと書いてみましたが、中々伝わらないと思いますので、実際の改造の方法をご公開しますが、ご自身で改造する際はあくまで自己責任でやってください。
なお、ハンドル左右でバネのパーツが異なりますが、実際はそれぞれのパーツを使わなくても問題なさそうなので今回紹介しております。メーカーでは該当パーツのみの供給は行っていただけないので、ご自身で改造したい方はご注意ください。
まずはハンドル側の固定ボルトを外します。
以前だとこの段階でハンドルが取れてしまっていましたが、今回のSUTブレーキⅡだと外れません。

私はボディを分解して検証したので、この状態になっています。
左ハンドルから右ハンドルに変更する状態ですが、ドライブギア軸に小さな六角ナットがあると思います。

これを外さないとハンドルとギアが分離しない構造です。

ナットを取ると、以下のパーツに分解されます。

奥にプラパーツがありましたが、取り忘れてました。
それを逆側に入れていきます。

ギアに収まっているのがプラパーツです。
プラパーツ→ネジ→ステンレスのフタ、ワッシャーベアリング、ナットの順ですね。
左ハンドルを外すと、クラッチリングのしるしがある方向に組まれているのがわかります。

この辺は同じ仕組みですが、受け部の構造が変更になっています。

バネを合わせる箇所がありまして。

赤い丸に合わせるんです。
だいたい2回巻位ステンレス線のバネが巻いているんですけど、外から内に巻くように取り付けると写真の状態になります。これ、折れ曲がってるところが引っ掛かるように組む??と思ってましたが、外から内巻きになるようにバネを取り付けるとこうなりまして・・・。
あとはリングを反対側になるように組み戻すだけ。
って簡単に書きましたが、まあまあムズイ。

玉を入れます。
ただ、元祖SUTブレーキよりは簡単です。

バネを取り付けて、ローラークラッチインナーを入れて。

完了です。

って・・・、
わかっていると簡単ですが、初見だとだいぶ厳しいリールです。
バネの向きに注意!
わかりにくい方にもう少し詳しくいきますね。
合わせる箇所はどっちでもOKです。

左ハンドルの場合で見てみようとバネを取り付けた写真を撮りましたが、外から内に組むと逆回転のハンドルになってしまうので、このケースではバネの取り付け向きが反対でしたW

この場合はバネを反転させて取り付けないといけない訳ですね。
改めて、右ハンドルだとこうなります。

あとワッシャーを入れ替えるのもお忘れなく。

クラッチリングもバネの向きに注意ですよ。

ハンドルの動力が赤矢印です。バネはリングを青矢印で押し返しており、ハンドル動力がかからないときは小さいバネがリングを押し戻すので、ドライブギアが滑る状態になる訳です。

左右ハンドル入れ替えにはご注意を!
メーカーでは左右ハンドルの入れ替えのみの作業を受けているようなので、もし入れ替えたい方はメーカーにお問い合わせください。

ヤエン用等で逆回転時の音を追加した方は、メーカーでの作業を受けてもらえない可能性がございます。その際はこちらでハンドルの入れ替えも承っております。
ご自身で行う際は自己責任でお願い致します。

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