25アンタレス 100XG 全分解による全部盛りスペックのインプレッション(前編)

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25アンタレスのドラグサウンドチューンについては、前回紹介いたしました。順番的には先に全分解のインプレのほうかもしれませんね。

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目次

自重測定

では自重測定です。

219.49g

スプールは14.0gでした。

37mm径で12アンタレスと同一径。もちろん19アンタレスより遠投向きに仕上がっているそうです。それでは仕様チェックとレビューしていきます。

マグナムライトスプールIV搭載

目玉の一つがマグナムライトスプールⅣ。

以下写真ですが、左が22メタニウムシャローエディション純正のMGLⅢスプール、右が25アンタレス100XGのMGLⅣスプールです。

スプールの中央が盛り上がって左右にテーパーがつかないように設計されています。

飛距離に影響が出る34mm径と37mm径の違いです。

そして、どちらも幅が狭くナロースプール化しております。

MGLスプールⅣは、スプール振動を抑え、回転性能を引き出すための専用設計。キャスタビリティ向上に貢献する仕様ですね。

SVSインフィニティ

6ブロックのSVSインフィニティ搭載です。

SVSインフィニティは、いわゆる遠心ブレーキと呼ばれる仕組みです。

先ほどのMGLスプールⅣとSVSインフィニティを含めて、25アンタレスの専用設計だそうです。ブレーキブロックがブレーキパイプに物理接触することでスプールのブレーキの役目を果たします。

飛距離を引き出す設計ですが、キャストの難しさもあります。

扱えるかどうかの目安は、メタニウム等の遠心ブレーキのベイトリールを使ってみたことがあるかどうかが一つの基準です。DCやマグネットブレーキしか使用したことがない方だと、スプールの回転をサミングして調整が必須なので難しい可能性があります。

新形状ラインガイド

メガホン型のラインガイドの形状が変更になっております。

よりテーパーがきつくなったような印象です。

キャストしてみましたが違和感なくキャスト可能です。

もともと不具合や違和感はあまり感じなかった所で、違いはあまりわからないですね。

新形状クラッチレバー

新しいデザインのクラッチレバーですね。

押し込んだ状態です。

サミングもスムーズにできました。

見た目が良いですし、使用感も抜群に良い。

サイレントドライブ

サイレントドライブは25アンタレスがベイトリールで初採用だそうです。スプール軸のピニオンギア内部にOリングを搭載し、がたつきを抑えているそうです。

MGLⅣの青い〇のOリングですね。このOリングはピニオンギアの内側に密着して収まります。MGLⅢはピニオンギアの外側のリングで、ピニオンギアとはほぼ接触しない位置関係です。

ピニオンギアとスプールとの密着テスト

では収まり具合をチェックしてみます。

左25アンタレスXGピニオンギア。右21アンタレスDCXGピニオンギア(22エクスセンスDCと共通パーツ)です。

25アンタレスの場合。

スプールピンまで収まっており、わずかに圧入する感じで収まってくれます。

一方21アンタレスDCの場合。

ピンが奥までかかりません。スプールシャフトの形状とピニオンギアの形状が少し違うんですよね。密着感もありません。

その他の技術特性など

特に大きなサプライズはありませんが、シンプルにまとめていきます。

マイクロモジュールギア

ギアピッチが細かく、巻きフィールがシルキーに。

X-SHIP

定番のピニオンギア左右のベアリング支持ですね。

ドライブギア軸BB3個支持

ドライブギア軸付け根が2点、インナーチューブ外側に1点の合計3点支持です。

サイレントチューン

スプールベアリングにOリングを搭載することで、高速回転時の振動を低減する仕様。

スペックまとめ

ざっと仕様をチェックしましたが、進化のポイントはスプール形状と細部のパーツ構成ですね。

シンプルに良くなったと言えばそれまでですが、設計コンセプトが言語化されているので、各パーツがなぜ組み込まれているかわかりやすくなってきています。

分解の詳しい内容は次回ご紹介いたします。

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